【From パリ支局】2020-'21AWパリコレクションのトピックス - vol.6 パワフルなランジェリールック

--文化出版局パリ支局より、イベントや展覧会、ショップなど、パリで日々見つけたものを発信。

圧倒的な黒に加え、肩を誇張したシルエットやハードなレザーアイテムも特徴としてあげられる今シーズンは、女性の持つ力強さがフォーカスされていたが、同時にランジェリーのセクシーさやレースのロマンティシズムを組み込むことでフェミニティを際立たせていた。

例えば、重量感のあるルックが続く中、レースをあしらったキャミソール風ドレスが現れ、マニッシュなジャケットの下にブラジャーを覗かせたり、軽やかなシースルードレスにヘビーなブーツを合わせたりと、相反する要素が共存する。マスキュリン・フェミニンのコントラストが強調され、肌の露出も多いが、ただセクシーなだけではなく現代を毅然と生きる女性たちというイメージだ。

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チュールレースやフリンジのアイテムが豊富に提案されたディオール(DIOR)。スクールユニフォームや1960年~'70年代のイタリアのフェミニストアートを象徴する人物たちからも着想を得たそう。©DIOR


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サンローラン(SAINT LAURENT)は、ランジェリーの要素をふんだんに取り入れたグラムールなコレクションを披露。ラテックス素材を使ったボディコンシャスなシルエットがフェティッシュなイメージでもあった。


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中世を思わせるメタルメッシュのルックが印象的だったパコ ラバンヌ(PACO RABANNE)は、ジャンヌ・ダルクからグランジまで、時代とスタイルを超えて女性が持つパワーを表現。


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黒が基調となったヴァレンティノ(VALENTINO)のショーでは、幕開けに重厚なブラックレザーのルックなどが並んだが、中盤にはロマンティックなレースのドレスも登場した。


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シャネル(CHANEL)は、シグネチャーのツイードの装いがバリエーション豊かに揃い、中には超ミニ丈のスカートやショートパンツのアンサンブルも。このメゾンらしいシックな白黒のコンビも多数展開された。©CHANEL


Text: 水戸真理子 Mariko Mito(B.P.B. Paris)


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