【From パリ支局】2020-'21AWパリコレクションのトピックス - vol.3 色の衝撃

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鮮やかな色にあふれ、カラーブロックの遊びも豊富に見られた2020-'21年秋冬だが、特に印象深かったのは黒と赤の迫力あるアプローチだった。アバンギャルドなクリエイションからエレガントなイブニングドレスまで、この2色の存在感が飛び抜けていた。

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写真上:左からロシャス(ROCHAS)、サカイ(SACAI)。下:左からノワール ケイ ニノミヤ(NOIR KEI NINOMIYA)、ヴァレンティノ(VALENTINO)。


全般を通して黒を基調に展開されたコレクションが多く、オールブラックのシルエットがランウェイを埋めたショーもある。そうした中で、アクセントに取り入れられた真っ赤なバッグやシューズなどのアクセサリーが目を引き、ブラック&レッドのコントラストが効いたルック、ビビッドな赤が主体となったコーディネイトもインパクトがあった。

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それぞれのブランドのスタイルが表れたバリエーションに富む黒のルック。写真上:左からオリヴィエ ティスケンス(OLIVIER THEYSKENS)、アトライン(ATLEIN)。下:左からコーシェ(KOCHÉ)、ロック(ROKH)。


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圧倒的な黒のパワーを見せる中、鮮烈な赤が差し色になったブランドも多数。写真上:左からヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)Photo by Monica Feudi、ジュンヤ ワタナベ・コム デ ギャルソン(JUNYA WATANABE COMME DES GARÇONS)。下:左からヴァレンティノ(VALENTINO)、サンローラン(SAINT LAURENT)。


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深みのあるビビッドな赤が印象的。写真上:左からミュウミュウ(MIU MIU)、エルメス(HERMÈS)©Filippo Fior。下:左からアンリアレイジ(ANREALAGE)、イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)。


一方で、黒と白のコンビネーションも少なくない。白は生成りがかったものもあり、秋冬では度々クローズアップされる色だが、黒と組み合わせることでモダンなモチーフを生み、メリハリのあるシェイプを引き立たせている。

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斬新さとエレガンスを感じさせた黒 x 白のルック。写真上:左からサカイ(SACAI)、コム デ ギャルソン(COMME DES GARÇONS)。下:左からY/プロジェクト(Y/PROJECT)、クリスチャン ワイナンツ(CHRISTIAN WIJNANTS)。


Text: 水戸真理子 Mariko Mito(B.P.B. Paris)


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