ヴェトモンの最新コレクションは、写真パネルで発表! From Paris

ストリートキャスティングや他ブランドとのコラボレーション、企業ロゴなど、数々のトレンドを生み出し、2014年のデビュー以来、常に注目を浴びてきたヴェトモン。周知のとおり、中心メンバーであるデムナ・ヴァザリアは、'16年よりバレンシアガのアーティスティックディレクターに就任し、今までのバレンシアガ像を一新させることに成功。二つのメゾンを抱えながら、矢継ぎ早に斬新なアイディアを見せている。それはコレクションの発表形式にも及び、ごく早い段階からレディスとメンズを併せて発表し、それがファッション業界の中で多くの追随を生むに至っている。

そして今年6月のメンズコレクション期間中には、服をいっさい見せずに写真の展示のみという形式で2018年春夏メンズ&レディスコレクションを発表。会場は9区の駐車場で、初日に業界関係者を招いてパーティを開催、後日そのままショールームとして利用し、バイヤーによるバイイングが行なわれた。近年は、ショー発表直後からコレクションの一部を購入できる「See Now, Buy Now」のシステムを導入するブランドが増え、今までとは違う流れが見られるファッション業界。同じ期間中の発表で、ブランドによってはシーズンがばらばらということも珍しくない。伝統的な表現方法にはこだわらないとするヴァザリアは、新しい発表形式を編み出すはずで、業界は今後もますます多様化していきそうだ。


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モデルの多くはストリートキャスティングによって選ばれた、ヴェトモンが拠点にするスイスのチューリッヒ市民。1950年代のアーヴィング・ペンの作品にちなみ、多くのモデルが同じポーズをしている。デビューコレクション以来の定番となっているフローラルプリントのワンピースやDHLとのコラボレーションによるセットアップも。


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広大な駐車場を使用した発表会場。両側に等身大のモデルの写真パネルを50点以上、一挙に並べて展示。


『装苑』2017年11月号掲載
text&photpgraphs : Tomoaki Shimizu
清水友顕●パリ在住。ステューディオ・ベルソー卒業後、
いくつかのブランドでの研修を経て、主にファッションを扱うジャーナリストに。
ライフワークは週末の蚤の市・古物市めぐり。レコードと古いぬいぐるみ集めが趣味。


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『装苑』2017年12月号、10月28日発売

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