ハルミ・クロソフスカ・ド・ローラが、初のジュエリー&インテリアを発表 From Paris

20世紀最後のシュールレアリストともいわれた画家、バルテュスを父に持つハルミ・クロソフスカ・ド・ローラが、初のファインジュエリーとインテリア作品のコレクションを、自身のブランドのオートクチュール期間中に発表した。会場はジュエリー学校。作品は"ヴァン クリーフ&アーペル"のサポートを受けて制作された。
ハルミ・クロソフスカ・ド・ローラは、20年ほど前にコスチュームジュエリーを発表していたものの、近年は創作から遠ざかっていた。しかし、ヴァレンティノの2016年春夏オートクチュールコレクションのジュエリーを手がけることで復帰。その縁で、ピエールパオロ・ピッチョーリとマリア・グラツィア・キウリもオープニングに来場していた。また、画家として活躍する母親の節子さんも会場に駆けつけ、友人であるカイリー・ミノーグらに自ら娘の作品を説明する姿が見られた。
ジュエリーもインテリア作品もすべてアニマルモチーフで統一。リアリズムを追求しつつも、アーティスティックな側面がバランスよく配され、両親から受け継いだDNAの強さを感じさせた。ブロンズや自然石をあしらった重厚なインテリア作品も見応え充分。今後の活躍が気になるアーティストのカムバックとなった。


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左 「Tecolotl」と題されたフクロウをかたどった片耳ピアス、24金をハンマーで打ち出して制作。右 「Bos Taurus Indicus」と題された羊の頭をかたどったリング、マンモスの牙と22金を使用。


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左 白色の石、アラバスターで制作されたライオンの頭をかたどったライト「Nemeos Leon」。ほかにも暖炉用の薪を置く器具など、城主の娘ならではの作品も。右 「Madfed」と名づけられたブロンズ製ベンチは個人蔵。


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ハルミ・クロソフスカ・ド・ローラ


www.harumiklossowska.com

『装苑』2017年5月号掲載
text&photpgraphs : Tomoaki Shimizu
清水友顕●パリ在住。ステューディオ・ベルソー卒業後、
いくつかのブランドでの研修を経て、主にファッションを扱うジャーナリストに。
ライフワークは週末の蚤の市・古物市めぐり。レコードと古いぬいぐるみ集めが趣味。

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『装苑』2017年6月号、4月27日発売

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