「バイオデザイン・チャレンジ」でFITチームが優勝!学生たちが考えた未来のテキスタイル From New York

これは遠い未来の話かもしれない。でも、ファッションを学ぶ学生たちは、その未来をしっかりと見据えている。今年から始まった「バイオデザイン・チャレンジ」は、最先端バイオテクノロジーの技術を駆使して、建築、水、食、素材、エネルギーなどの分野で、未来に向けた新しいアイディアを競い合うコンテスト。先頃、その優勝者がニューヨークのMoMAで発表された。
ペンシルベニア大学、ニューヨーク大学、カーネギー・メロン大学などの名だたる名門を含めた他の8校をしのぎ、栄冠に輝いたのはニューヨークのファッション工科大学FIT(Fashion Institute of Technology)の学生たち。「自然を破壊する温室効果ガスや有毒物質を放出せず、美しいテキスタイルを生み出せたら」、そんな思いをかなえるため、革新的なバイオテクノロジーの技術により、藻類からアルジネートを、菌類からキトサンを生成。それを紡ぎ「BIOESTERS」と呼ばれるニットテキスタイルを完成させた。
現時点では生産化のめどは立っていないが、いつの日か自然の材料で、最終的には自然に戻ることのできるサステイナブルな素材として生かされる日が訪れるだろう。そんな夢の種がまかれたばかりだ。

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展示されたバイオ・ヤーン・ニットのサンプル作品。


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生成された「BIOESTERS」を手にとる開発メンバーの一人、ジアン・クイ。


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左 バイオ・ヤーン「BIOESTERS」の拡大写真。
右 開発に携わったメンバー。右から、ジアン、テッサ、アーロン、シアーネ、アレクサンドラ、アスタ。


『装苑』2017年1月号掲載

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『装苑』2017年11月号、9月28日発売

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