「ロンドン・ファッションウィーク・メンズ」、再出発を引っ張るのはクリエイティビティ&ストリート From London

ロンドン・コレクション最終日のメンズデーが独立しスタートした「ロンドン・コレクションズ:メン」(LCM)。5年で10シーズン目を迎えた今シーズンは心機一転、「ロンドン・ファッションウィーク・メンズ」としてリローンチされた。「シーナウ・バイナウ」の販売形式やメンズとレディスのショー統合などを受けて、世界的にメンズファッションウィークが縮小傾向にあるが、ロンドンも求心力を失っているのは確かだった。
そんな中でも、これまでミラノ・コレクションで発表していた"ヴィヴィアン・ウエストウッド"が、メンズの"マン"とレディスの"レッドレーベル"を統合して凱旋帰国したのはうれしいニュースだった。
また、ロンドンでの見どころと言っていいのが新しい才能で、ジョイントショーの「マン」で見せたチャールズ・ジェフリーや「ファッション・イースト」のプレゼンテーションに参加した新人など、アートパフォーマンスのようなおもしろみのある若手が登場。日本からは"メゾン ミハラヤスヒロ"に続き"ジョン ローレンス サリバン"が初参加していた。その一方で"リーボック"とのコラボが話題になった"コットワイラー"や最注目のニューブランド"キコ・コスタディノフ"、オフスケジュールで初のプレゼンテーションを行なった"ア・コールド・ウォール"など、ストリート色の強いブランドが台頭。その影響か、会場周辺にはティーンエイジャーのファッショニスタの姿もあり、世界的にインターネットの普及でその存在意義が揺るがされているファッションウィークを次の世代へとつないでいるようにも思えた。

london170314.jpg

トレンドを意識したコレクションでロンドン・デビューの"ジョン ローレンス サリバン"。


london2170314.jpg

左 ジェンダーレスを強く打ち出した"ヴィヴィアン・ウエストウッド"。右 最新素材で実用性も考慮した"コットワイラー"。


london3170314.jpg

左 ミニマルな"キコ・コスタディノフ"。右 会場の次世代ファッショニスタ。


『装苑』2017年4月号掲載
text : Yu Masui
益井 祐 ● 静岡県生れ。ロンドンの「the pineal eye」で
バイヤーとしてキャリアをスタートし、以降、日本やロンドンで活躍する。
その知識と人脈を生かし、現在はフリーのライターとして活躍。

MAGAZINE

『装苑』2017年11月号、9月28日発売

calendar

-event -promotion -exhibition

Page Top