「Lautashi」2019 S/S TOKYO COLLECTION 東京の日常がもたらす光と音が見せたものとは

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 2017年FWにデビューしたラウタシーが、Amazon Fashion主催の「AT TOKYO」枠に選出。初のプレゼンテーションを実施した。デザイナーの鈴木えみは、限られた人ではなく、一般の人たち参加できるような場にしたいと、ファッションショーではなく、インスタレーション形式を選んだ。

モデルではなく一般の人たちが服を着て楽しむのは、ショー会場などの特別な場所ではなく日常である。そうしたデザイナーの思いを表現すべく、メディアアーティストの落合陽一とサウンドアーティストのKAITO SAKUMA a.k.a BATICは、東京の日常から得た光と音により「光のタイムマシン」をテーマに会場内を演出した。日常にある服の見せ方を追求すべく、東京の街の中にある店舗などが放つ光を撮影・編集したビジュアルと、音楽は当日の会場の中の音を広い、リアルタイムで生成。デザイナーの考えに繋がる光と音を、空間に落とし込んだ。

その後、光と音は止み、自由にモデルの近くで服を見ることができた。どんな作品にも賛否はあって当然だが、このプレゼンテーションはモデルが動くのではなく、来場者が近寄って服を見るという形式であり、デザイナー本人が「思った以上に来場者が服に近づいてくれて嬉しかった」と語っている。演出とは別に、服に関しては素材やデザインを見てほしいこと、そして、ファッションの主役は服ではなく、着る人であることを伝える場であった。

著名なデザイナーであっても、ショー形式での発表に疑問を抱く人がでている昨今。華やかなランウェーが少なくなるのは寂しいが、デザイナーの目的や伝えたいことにより、今後はあらゆる見せ方、伝え方が出てくるだろう。限られた場でのショー形式に固執することこそがファッションの姿勢に反するものであり、もっと自然な表現が許されることで、新しいクリエイションが生れるような気がする。(編集部MK)

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ブランド:Lautashi/ラウタシー
デザイナー:emi suzuki/ 鈴木えみ

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