「IHNN」2019 S/S TOKYO COLLECTION インらしい強い色とカッティングで描いた日本の女性像

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初めてのランウェーショーの舞台に、母校の文化学園(文化ファッション大学院大学を2013年に卒業)を選んだ、韓国出身のインチソン。真っ赤な照明に照らされたブラスバンドの演奏がはじまりの合図に。ショーがはじまる直前から降り出した雨が、ムードを盛り上げる。今季はペドロ・アルモドバル監督作品の映画「私が、生きる肌(The Skin Live In)」から着想を得たというイン。登場したモデルたちは、20代から40代までの様々な国籍の男女だ。そして透け感のあるシースルーやニットの素材、さらに直線的なカッティングを駆使して"肌"を感じさせる。またコレクションルックはすべてレディースだが、すべてウィメンズ。しかも男性モデルたちの唇に赤い口紅が目を引く。人種、そしてジェンダー、その洋服の中にいくつもの問いかけを内包していることが見て取れる。

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生音にこだわったというショーの音楽は、ソニック・ユースのサーストン・ムーアがオノ・ヨーコにオマージュを捧げた楽曲「Ono soul」や若き頃の内田裕也が樹木希林に捧げたという楽曲が流れ、さらに日本のトップモデルとして世界で活躍した富永愛もランウェーに登場。日本を代表するような女性たちへのリスペクトが様々な形で表されていた。

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ショーのあと、デザイナーのインは、「僕は韓国出身ですが、ファッションを日本で、ここ文化で学びました。母校で自分らしいコレクションをしたいと思いました。僕が考える日本の女性は"芯のある女性"。自分らしい強い色とカッティングで日本の女性像を表現しました。これからも日本でクリエーションの地盤をしっかりと固めて、世界を目指していきたい」と語った。

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Brand:IHNN/イン
Designer:Ihn Chisung/印 致聖(インチソン)

IHNN
www.ihnn-design.com

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