「HARE」2019 S/S TOKYO COLLECTION 「スクエア」をテーマに訴える、窮屈な固定概念と価値感からの解放

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ローリーズファームやニコアンドなどの人気ブランドを20以上も有する大手アパレルメーカー、アダストリア。そのラインナップの一つのとして2003年にスタートしたHAREは、2017-18AWから東京コレクションに参加してきた。

メンズでは、衣食住が生活の中に欠かせない要素であるように、ブランドに欠かすことのできない要素として、シロ/クロ/グレージュの3色を掲げ、生活の一部であることをコンセプトに、ベーシックでありつつ今の時代感を取り入れている。対してレディスでは、Active Girlをキーワードに、気分や年齢に合わせて自由に服を選んできた女性たちに、ラブリーではない「シャープな女らしさ」を提案。どちらも奇抜なアイテムではなく、ポイントにデザイン性を付加することで、今すぐ着たいと思わせるコレクションが特徴だ。

これまでもシーナウバイナウを取り入れるなど、東コレ参加に対して意義のある行動をとってきたが、今季で3度目となるランウェイショーでは新たな取り組みとして顧客200名を招待。超満員の会場が暗転すると四方からライトが点灯。上空にチェック模様が描かれ、四角く開かれた開口部から、明るい光とともにモデルたちが登場した。

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まずは、ブランドの"色"である白、黒、グレージュ(グレーとベージュの中間色)を軸にしたルックが登場。華やかな刺し色がベーシックな色によく映えている。トレンドのボリュームアウターに合わせるのは、ボディを意識したタイトなニットや透け感のあるアイテム。シルエットを対比することで、ストリート色を強調しない品のある大人のファッションに仕立てた。

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中盤に差し掛かるにつれヴィヴィッドなカラーアイテムが次々と登場。テーマの「スクエア」が示すように、四角形という物体としての立体感や四角い布の形状に対するアプローチが随所にみられた。エッジのあるパターンやスクエアなシェイプの小物やディテール、四角い模様の連続であるチェック柄など、インスピレーションはそこここに感じられる。

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デザインチームのディレクター、小長谷健一は「僕自身、アパレルの仕事を通して感じていた窮屈な固定概念や価値観に対して、四角い箱から飛び立つような、価値を解放するような、そんなコレクションにしたいと思いました」と話す。今季はシーナウバイナウの取り組みを一時中断しているが、ルックにショーピースはなく全てを購入可能なアイテムのみで構成した。また、小長谷が着用している、コレクションのために制作されたスクエアが描かれたスタッフTシャツやオリジナルポーチの販売なども予定。ランウェイショーを通して、店舗やオンラインだけでは感じることのできない洋服との特別な触れ合い方を、顧客たちに提示していた。


ブランド:HARE / ハレ
ディレクター:Kenichi Kohase / 小長谷健一

HARE
www.adastria.co.jp/brands/hare

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