【From パリ支局】2019-'20秋冬パリコレクションからキャッチ!トレンドまとめ vol.1

--文化出版局パリ支局より、イベントや展覧会、ショップなど、パリで日々見つけたものを発信。

世界4大ファッションウィークはニューヨークから始まり、ロンドン、ミラノ、パリへと続く。その中で最も国際色の豊かなパリは、新進気鋭の若手とビッグネームのラグジュアリーブランドが混在し、実力を備えた中堅層も充実しているのが魅力だ。モード界を牽引する人気ブランドの宝庫であるこの都市から、今シーズンのトレンドを読み解いてみよう。

ウィメンズに先駆けて一月に発表されたメンズでは、ダンディズムやフォーマルの復活が取り上げられていたが、ウィメンズにおいても同じような動向を見ることができた。ジェンダーニュートラル(男女の性差を超えたファッション)がモード界の大きな流れの一つであることから、メンズとウィメンズがこれまで以上にわかりやすくリンクするようになっているといえるだろう。スポーツあるいはストリートのリラックス感は引き続き取り入れられていたものの、よりきちんとした"正統派"のファッションが戻ってきたと感じたシーズンだった。

目立っていたのは、ツイードやフランネルなど、テーラーで使われるような上質の織り生地。柄ではチェックが断然豊富で、千鳥格子、グレンチェック、タータンなど、比較的トラディショナルなものが多い。アイテムではマスキュリンなパンツスーツが多数登場し、重量感のあるアウターが目を引いた。足首まであるロングコートやケープ、トレンチコートもバリエーション豊かに展開されたが、シルエットを崩したり、プリントで遊んだりと、クラシックなイメージではない。先シーズンのフリルやリボンの装飾は控えめになり、スカートは気品を漂わせるミモレ丈。ディテールやプロポーションをモダンに変化させつつ、パリ・シックやエレガンスの再来を感じさせるコレクションにあふれていた。


【エスプリ・ダンディ】
ハリスツイードやチョークストライプのフランネルなど、テーラーのベーシックな生地で仕立てたサビルローのエスプリ。ショルダーをパワフルに強調したシルエットも多かった。

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SAINT LAURENT / Photo: Courtesy of SAINT LAURENT


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BALENCIAGA / Photo: Courtesy of BALENCIAGA


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CELINE / Photo: Courtesy of CELINE


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SACAI


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ROKH


【トラディショナルなチェック】
数々のブランドで多彩なチェックが提案された今シーズン。中でも千鳥格子、グレンチェック、タータンチェックなど、トラディショナルな柄が豊富にそろっていた。

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CHANEL / Photo: ©CHANEL


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CELINE / Photo: Courtesy of CELINE


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NINA RICCI


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BALENCIAGA / Photo: Courtesy of BALENCIAGA


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MARINE SERRE


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CHRISTIAN WIJNANTS

関連記事:2019-'20秋冬パリコレクションのおさらい
その1 / その2 / その3 / その4 / その5 / その6 / その7

Text: B.P.B. Paris

(続きは、vol.2で)


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