【From パリ支局】2019-'20秋冬パリコレクションのおさらい、その7

--文化出版局パリ支局より、イベントや展覧会、ショップなど、パリで日々見つけたものを発信。

パリ・ファッションウィークではプレゼンテーション形式でコレクションを発表するブランドが増えている。バイヤーやジャーナリストにとっては、各ピースをじっくり見ることができ、時間に余裕をもって回れるのがプレゼンテーションの利点。ブランドもコレクションの世界観を個々のリズムで見せることができるなど、様々なメリットがある。

多種多様なブランドが出揃う中、ショー形式での初プレゼンテーションを行った「エスカーダ(ESCADA)」は好評を博したブランドの一つ。クリエイションを担うのは、2017年にグローバル・デザイン・ディレクターに就任したニオール・スローン(Niall Sloan)である。スローンは、「バーバリー プローサム(BURBERRY PRORSUM)」のウィメンズ部門でヘッドデザイナーを務めた経歴を持つ実力派。先シーズンは「エスカーダ」の40周年に際し、ニューヨークで初のランウェイショーも披露している。

今シーズンのコレクションは女優で発明家でもあるヘディ・ラマーがインスピレーションソースに。魚雷の無線誘導システムの発明に貢献し、ハリウッドでも活躍した彼女は、大戦を逞ましく生き抜いた美しく聡明な女性。彼女が発案した技術は、現在のBluetoothやWi−Fiにも取り入れられているのだそう。

発表された39点のルックは、 "厳選された高級素材"、"上質な仕立て"、"鮮やかで大胆な色と柄" からなるブランドのDNAを汲みつつ、ヘディのイメージを反映させたモダンな仕上がりとなっている。

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ミニショー形式で構成されたプレゼンテーション。発明家のヘディ・ラマーにちなんで、重要な学術機関であるフランス学士院のスタジオで開催された。


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ミリタリーユニフォームの要素を取り入れたマニッシュなアイテムの提案も。ダイナミックなグラフィティ風モチーフも目を引いた。


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ジュエリーの刺繍やプリントの遊びが光る。


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レースやプリントで彩られたデイリーウェアがシックでモダン。


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エレガントなドレスも豊富に展開された。カラフルなピオニー(牡丹)プリントやフリンジのような刺繍がゴージャス。

2019-'20秋冬パリコレクションのおさらい、その1 / その2 / その3 / その4 / その5 / その6

Text: B.P.B. Paris

(続きは、その8で)


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