【From パリ支局】2018年度LVMHプライズ、グランプリは井野将之の「ダブレット」! 受賞インタビューを掲載

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90か国以上から約1300人が応募した第5回LVMHプライズの頂点に輝いたのは井野将之の「ダブレット(DOUBLET)」。昨年、日本人初の入賞を果たした赤坂公三郎に続く快挙となった。
プレゼンターのエマ・ストーン(「ラ・ラ・ランド」主演女優)からグランプリレリーフを受け取った井野は「英語が苦手ですので日本語で話します。このような素晴らしい賞を頂けて大変光栄に思います」と、堂々とスピーチ。会場は一瞬静まり返ったが直ぐに大きな拍手で祝福された。


写真撮影に応じるエマと井野
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井野将之の受賞インタビュー:

―今の率直な気持ちは?
うぅん、絶対に取るとは思ってなかったので、驚いています。

―応募のきっかけは?
きっかけはわりと軽はずみで、知名度があがればいいなぁと。周りからの勧めもあったので。

―賞金は何に使いますか?
何も、本当に何も考えてないですね。でもさっき「英語を習え」って言われたので、行こうかなと。

―他のファイナリストと何が違うと思いますか?
真面目にふざけているところですかね、日本独特のふざけかたです。

―あなたのスタイルを言葉にすると?
ユーモア、ストレンジフィーリング、コンフォータブルです。

―ショーや展示会で流したいと思う曲を1つだけ挙げてください。
え?音楽ですか。
ボブ・マーリーの「Every thing gonna be all right(何もかもうまくいくさ)」です。

―嬉しかったことは?
マーク・ジェイコブスさんと会えて、作品を見ていただきながら話ができたことですね。楽しんでくれて、面白がってくれたことです。

―今後の海外展開については?
いや、これまで通りです。急に頑張ったってしょうがないですから、今後も気張らずに自分のクリエイションを続けます。


lvmh_prize_2018_7juin003.jpgフランス・メディアを中心とする多くのジャーナリストの質問に、一つ一つ丁寧に答える姿から真摯な人柄が垣間見えた。

井野には賞金30万ユーロ(約3900万円)とLVMHチームによる1年間のメンターシッププログラムが授与される。


授賞式会場での「ダブレット」の展示。
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lvmh_prize_2018_7juin014a.jpg©Benoit_Peverelli


特別賞は韓国出身、ロンドンをベースに活動するデザイナー、ロック・ホアン(Rok Hwang)の「ロック(ROKH)」が受賞。15万ユーロ(約1950万円)とLVMHチームによる1年間のメンターシッププログラムが授与される。
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「ロック」の展示。
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カール・ラガーフェルド(フェンディ)、ニコラ・ジェスキエール(ルイ・ヴィトン)、マリア・グラツィア・キウリ(ディオール)ら審査員。
2018_06_06_LVMH_PRIZE_©Sølve Sundsbø.jpg©Sølve Sundsbø


LVMH Prize オフィシャルサイト:www.lvmhprize.com

Text&Photos: B.P.B. Paris

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