【From パリ支局】ケイスケカンダ+アンリアレイジ「あの服」展、パリで開催

--文化出版局パリ支局より、イベントや展覧会、ショップなど、パリで日々見つけたものを発信。

パリ日本文化会館が日本の最先端のクリエイションを紹介する展覧会シリーズ「トランスフィア(超域)」。その第4弾として『ケイスケカンダ+アンリアレイジ「あの服」』展がスタートした。

anofuku_2017_09_11_06.jpg

パリ日本文化会館での展覧会の様子。


気鋭ファッションデザイナーの神田恵介(ケイスケカンダ)と森永邦彦(アンリアレイジ)にスポットを当てた今回の展覧会では、それぞれのコレクションと共同で取り組むプロジェクト「あの服」を通し、2人の異なる服作りの観点と接点、共有するビジョンを解説。会期中には、彼らにより構想された「服作り」が体験できるワークショップも開催される。

anofuku_2017_09_11_05.jpganofuku_2017_09_11_08.jpg

繊細な手仕事とジャパン・カルチャーを見せる神田恵介の作品展示。


anofuku_2017_09_11_04.jpganofuku_2017_09_11_12.jpg

日常と非日常の接点を模索し、コンセプチャルなテーマをスタンダードなアイテムに落とし込んだ森永邦彦の作品展示。


「あの服」は、彼らの服作りのアプローチと、ファッションの領域を超えた様々な分野の人や企業との実験が形になったもの。展示では、スポーツメーカーの「アシックス」およびアニメーション映画の「スタジオジブリ」との共同プロジェクトを取り上げ、スポーツ機能を加えたユニークなサラリーマンのスーツや"トトロ"と"猫バス"を刺繍したセーターが紹介される。製作されたセーター200着は、モチーフとなったキャラクターの位置やポーズがアニメーションのコマのようにすべて微妙に異なる。展覧会では、それらを撮影したキャラクターが動いて見える映像も公開される。

anofuku_2017_09_11_03.jpg

神田と森永の共同プロジェクトとして始動した「あの服」の展示。
写真は「アシックス」とのコラボレーションで作られたスーツ。


開催にあたり神田恵介は「子供向けのワークショップも行なう予定です。子供に興味を持ってもらうことで、将来、何かが変わると思ったので。僕がそうだったように、ファッションはおもしろいものだと感じてくれたら嬉しいです」とコメント。森永邦彦は「僕たちは10年以上ファッションの分野で活動してきましたが、それぞれのブランドでできないことを『あの服』で表現したいと思っています。...これからも展開していきますので、ご期待ください」と語った。

服づくりの新たな方向性を開拓する2人のデザイナー。ファッションの本場で発表された彼らのプロジェクトは、来場者の関心を大いに引いていた。

anofuku_2017_09_11_09.jpg

オープニング時に開かれたトークショーでの森永さん。


展覧会で紹介されたセーターは子供服を中心に商品展開され、ファッションブランド「スタジオジブリのあの服」として9月15日(金)より販売が開始される。



「スタジオジブリのあの服」プロモーション映像


ケイスケカンダ+アンリアレイジ「あの服」展
ANOFUKU - Le vêtement réinventé
期間:開催中〜2017年10月28日(土)
場所:パリ日本文化会館
   10bis, quai Branly 75015 Paris
休館日:月曜
WEB:www.mcjp.fr


《販売店舗》
「スタジオジブリのあの服 オンラインショップ」
WEB:ghibli.anofuku.jp

「代官山 蔦屋書店」1号館2階
住所:東京都渋谷区猿楽町17-5
販売期間:2017年9月15日(金)~10月31日(火)

「中目黒 蔦屋書店」
住所:東京都目黒区上目黒1-22-10
販売期間:2017年9月15日(金)~10月5日(木)


text & Photographs : B.P.B. Paris

MAGAZINE

『装苑』2017年12月号、10月28日発売

calendar

-event -promotion -exhibition

Page Top