【From Paris】2016 A/W PARIS COLLECTION パリコレクションのトピックス vol.1 コシェ

--文化出版局パリ支局より、イベントや展覧会、ショップなど、パリで日々見つけたものを発信。

3月1日から9日まで開催された2016年秋冬パリコレクションでは、国内外から集まった約90のブランドが、個性豊かな新作を発表した。今シーズンもアーティスティック・ディレクターの退任と就任が話題を集めたが、最高にパワフルなショーを見せてくれたのが、着実にキャリアを積んできた中堅のデザイナーたちだ。自身のブランドを率いる彼らのクリエーションは自由でダイナミック。ストリート、ジェンダーレスの流れが続く中、クチュール、スポーツ、クラシック、ユニフォームなど、さまざまな時代と様式を掛け合わせた独創的なスタイルが観客に驚きを与えた。構築的な肩、スーパーワイドなパンツ、超ロング丈の袖、不揃いのヘムなど、法則のないボリュームやシルエットの遊びもさらに進化している。そんな彼らのコレクションを中心に、フレッシュなニューカマーや展示会で見つけた気になるブランドを紹介する。


KOCHÉ(コシェ)/Christelle Kocher(クリステル・コシェ)
シャネル傘下のメゾン「ルマリエ」のアーティスティック・ディレクターも務めるコシェは、今、最もエキサイティングなショーを見せてくれるデザイナーの一人だ。ショッピングモールで行なわれた前回のゲリラショーに続き、今回はアフリカンなヘアサロンやエスニックフード店が並ぶパッサージュ(アーケード)が発表の舞台。コレクションでは、手刺繍をはじめ、レース、ビロード、プリント生地のコラージュを装飾に用い、Tシャツやパーカなどのカジュアルなアイテムに華やかさを与えた。

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オートクチュールのテクニックを日々のワードローブに取り入れることがこのブランドのコンセプト。


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インドのネックレスやノーズピアスがアクセントに。


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左はレースやビロードがアップリケされたジップアップドレス。
右のニットのパーカはスニーカーの紐が編み込まれているなど、凝った装飾を見せる。


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ショーでは、ストリートキャスティングのモデルを起用。


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ラグジュアリーとストリートのエネルギーをミックスしたコレクションが展開され、
通りを行き来する様々な人種の人たちも足を止め観賞した。


text : B.P.B. Paris


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