【From Paris】イエール国際フェスティバル、4人の日本人がファイナリストに決定!

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「第31回イエール国際モード&写真フェスティバル」のファッション部門コンペティションで、4人の日本人がファイナリストに選出された。毎年4月に南仏イエールで開かれているこのフェスティバルは、メインイベントのファッション・コンペティションが新人デザイナーの登竜門として知られる。今年は、4月21日から25日まで開催され、期間中に行なわれる最終審査で、10人(組)のファイナリストが各賞を競う。

日本人ファイナリストの黒沢秋乃(くろさわ・あきの)さんは、東京在住。多摩美術大学を卒業し、アパレル会社で勤務した後、フィンランドのアアルト大学ファッション科(MA)へ留学。昨年卒業した。
富永航(とみなが・わたる)さんは、武蔵野美術大学を卒業後、文化服装学院を経て、セント・マーティンズ美術大学ファッションプリント科(BA)を昨年修了。現在は、チェルシーカレッジオブアート(MA)に在籍する。
木下翔平(きのした・しょうへい)さんは、文化ファッション大学院大学ファッションデザインコースを2014年に修了。昨年の装苑賞でrooms賞を獲得するなど、数々の受賞経験を持つ。
向祐平(むかい・ゆうへい)さんは、ウイーン応用美術大学ファッション科の4年生。日本では、文化服装学院服装科とここのがっこうでファッションを学んだ。
その他の受賞者の国籍は、フランス、スイス、フィンランド、スウェーデン。

コンペティションでは多くの企業が、彼らのような若く才能あるデザイナーを支援し、シャネル、LVMH、プルミエール・ヴィジョン、クロエ、メルセデス・ベンツなどが協賛している。30周年を迎えた昨年は、シャネルのカール・ラガーフェルドがフェスティバルのアートディレクターに就任し、さらなる話題を集めた。著名なデザイナーが審査委員長を務めることでも有名で、過去には山本耀司、ラフ・シモンズ、ドリス・ヴァン・ノッテン、リカルド・ティッシなどが名を連ねる。今年の委員長は、パコ ラバンヌのクリエーティブディレクター、ジュリアン・ドセナ。彼自身、2006年のイエールで受賞した経験を持つ。

それぞれに強い個性を持つファイナリストたち。彼らの今後の活躍に注目したい。


Hyères 2016 ファイナリスト作品紹介

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Photographs : ©Adrien Toubiana, Thomas Cristiani / Stylism : Danielle van Camp / Production : Kitten

左 Laura Boned ウイメンズコレクション(フランス)
右 Clara Daguin ウイメンズコレクション(フランス)


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左 Rolf Ekroth メンズコレクション(フィンランド)
右 Hanne Jurmu & AntonVartiainen メンズコレクション(フィンランド)


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左 Shohei Kinoshita ウイメンズコレクション(日本)
右 Clémentine Küng メンズコレクション(スイス)


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左 Akino Kurosawa ウイメンズコレクション(日本)
右 Yuhei Mukai ウイメンズコレクション(日本)


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左 Amanda Svart ウイメンズコレクション(スウェーデン)
右 Wataru Tominaga メンズコレクション(日本)


昨年の第30回イエール国際モード&写真フェスティバル

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各国のプレスが熱い視線を注ぐ中、受賞者が発表された。


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審査員特別賞を受賞したWieke Sinnigeの作品。
コンペティションでは、ショーによる審査も行なわれる。最前列にはカール・ラガーフェルドの姿も。


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グランプリ、Annelie Schubertの作品。


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フェスティバルのメイン会場「ヴィラ・ノアイユ」。南フランスの暖かな気候のもと、しばしの休息をとる参加者たち。


www.villanoailles-hyeres.com

Text & Photographs : B.P.B. Paris

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『装苑』2017年4月号、2月28日発売

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