ファセッタズムが、海外初のランウェイショーをミラノで開催 From Milan

落合宏理が手がける「ファセッタズム」が、ミラノの2016年春夏メンズ・ファッションウィークで、海外初のショーを開催した。「ジョルジオ・アルマーニ」による若手デザイナー支援プロジェクトに、ファセッタズムが日本人として初めて選ばれ、正式プログラムに組み込まれたものだ。かつてこのプロジェクト対象には「ステラ・ジャン」「アンドレア・ポンピリオ」らが選出されている。ショー会場の「アルマーニ/テアトロ」には新進デザイナーの動きに目を光らせる有名セレクトショップバイヤーやジャーナリストら約400名が集まった。ファセッタズムの今回のテーマは「Ambiguous daze in my ambiguous days」。矛盾や違和感、曖昧な自己探求を表現した。ミラノではなかなかお目にかかれないオーバーサイズと独特なレイヤードのストリートスタイルは、現地で新鮮ととらえられたようだ。落合さんは「ミラノが舞台だからといって『東京』を無理に強調せず、いつもの自分のコレクションを作った。スタイリングや色をシックにして、クールに表現した」という。style.comのアンジェロ・フラッカヴェントは「新鮮でエナジーを感じた。落合は不快感を作り出すことで物事を前進させるというアプローチ。平静と純粋主義を追求するアルマーニが、自らの対極にあるこの日本人デザイナーを選んだことは興味深い」と評した。

facetasm150820.jpg
ochiaisan150820.jpg

上 ファセッタズム2016年春夏コレクションより。

左 ファセッタズムのデザイナー、落合宏理。

『装苑』2015年9月号掲載
text : Megumi Takahashi
高橋 恵●ミラノ在住ジャーナリスト。
日本とイタリアの新聞・雑誌にファッションとライフスタイルに関する記事を寄稿。
イタリア国立ジャーナリスト協会会員。繊研新聞ミラノ通信員。


MAGAZINE

『装苑』2019年9月号、7月26日発売!

calendar

-event -promotion -exhibition

Page Top