AKIKOAOKI 2019 S/S ホテルの一室で行われた発表が、服と人との距離を問う。

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不特定多数の人が行き交い、かつ、パーソナルな空間であるホテルで行われたAKIKOAOKI 2019SSのプレゼンテーション。"身近な空間で見てもらえたら"という思いからショー形式を選ばなかったそうだが、その空間には食べかけのパイや脱ぎ捨てたハイヒールなどのノスタルジックな空間演出と、それ以上に"見る人が何を感じるか"という"問い"があった。

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「自分が服を着たいとか、買いたいと思う時は必ず気持ちが高揚しているのですが、その瞬間を考えたとき、そこにはスペシャルななにかがあるんです。でも、それは決して高級とかではなくて、環境や背景が関係していて」

洋服がリアルになってきたと言われるAKIKOAOKIだが、そこには、自分で着たいと思う服を作るようになってきた、という理由もあった。着たい服が自分のなかで変わってきたことがリアリティを感じる服になったのだが、その感覚はデザイナーから押しつけるものではない。だからこそ、自由にどこを見て、どう感じてもらってもよい限られた空間に、ジャーナリストのみを招き入れたのだろう。

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提案された服は、ノスタルジックなものや90年代のスポーティな感覚を取り入れたものが目を引いたとはいえ、多くの人が行き交うホテルでの展示らしく、いろんな年代の特徴を混ぜ合わせたもの。脱げかけたようなディテールを多く混ぜているのも、決してセクシャルな意識ではなく、センシュアルな、つまりは女性本来の姿を意識している。

「シーズン毎にテーマがかわっても、日常のなかに新しい価値観みたいなものを見つけてほしいと思う気持ちは変わりません」


テーマや演出のみならず、ファッションウィークが始まる前に、ショーではなく展示会形式で発表したことにこそ、AKIKOAOKIが今考える、服と人との距離が示されていた。(装苑編集部 MK)

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Brand:AKIKOAOKI/アキコアオキ
Designer:Akiko Aoki/青木明子
Data:Oct 12th 2018
Place:CERULRAN TOWER TOKYU HOTEL
Photographs:Takako Noel

AKIKOAOKI
www.akikoaoki.com/
contact
akikoaokidesign@gmail.com

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