【From パリ支局】アズディン・アライア「私はクチュリエ」

―文化出版局パリ支局より、イベントや展覧会、ショップなど、パリで日々見つけたものを発信。


"クチュリエ"から思い浮かべるのは、マドレーヌ・ヴィオネ、マダム・グレ、クリストバル・バレンシアガなど、デザインのみならずドレーピングからフィッティングまで、すべての工程をこなすオートクチュールのデザイナーであり職人。そうした仕事の姿勢を貫き、偉業を成し遂げた最後の"クチュリエ"の1人が、昨年11月に急逝したアズディン・アライアだった。


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故ムッシュ・アライア。


1月22日、彼への敬意を込めた回顧展「アズディン・アライア "私はクチュリエ"」が、オートクチュール・コレクションの開幕に合わせてスタートした。展示されるのは、1981年から2017年までのアイコニックな作品41点。キュレーターは、パリ市立モード博物館パレ・ガリエラ元館長のオリヴィエ・サイヤールである。2013年に同博物館で開催されたアライアの回顧展でもキュレーションを行ない、故人との親交もあったサイヤールは「クチュリエのアライアが生涯を通して完全であることを求め続けたドレス、その完璧な形は、彼の永遠への欲望の表れであり、告白なのです」とコメントしている。

"布の彫刻"と形容され、女性の美しさを最大限に引き立てたそれらのドレスは、まさに永遠普遍と呼べるものだろう。


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2003年(左)、2008年(中)、1996年(右)の作品。
アライアのコレクションは時代を感じさせないことから、年代別に並べる方法は取られていない。


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展示場は、ムッシュ・アライアの自宅とアトリエに隣接するアズディン・アライア・アソシエーションのギャラリー。
演出は真珠が連なるネックレスがイメージされた。


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キュレーションを行なったオリヴィエ・サイヤール氏。


AZZEDINE ALAÏA "JE SUIS COUTURIER"
「アズディン・アライア "私はクチュリエ"」展
期間:開催中〜2018年6月10日(日)
場所:ギャラリー・アズディン・アライア
   18, rue de la Verrerie 75004 Paris
時間:11:00〜19:00


Text&Photographs : B.P.B. Paris


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