ロックバンド[Alexandros]に聞く、YOHJI YAMAMOTOの魅力とコラボレートしたカプセルコレクションのこだわり

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photographs : Jun Tuchiya (B.P.B.)

日本、そして世界のモードに革新をもたらした山本耀司さんが率いるファッションブランド"YOHJI YAMAMOTO(ヨウジ ヤマモト)"と、独自の音楽性とスタイルで若者を中心に高い支持を集めているロックバンド[Alexandros]のコラボレーション。夏に出演したロックフェスでメンバーが着用していたこともあり、その後の展開を心待ちにしていた人も多かったはず。そのカプセルコレクションを揃えるポップアップショップが、9月20日(水)から6日間限定で伊勢丹新宿店本館1階=ザ・ステージにオープンしている。

このコラボレーションは、ライブやアーティスト写真の撮影の際にVo&Gtの川上洋平さんがヨウジ ヤマモトの服を着用していたことから、三越伊勢丹が両者に提案し、実現。カプセルコレクションは、ブランドの普遍的な世界観を表現している"REGULATION Yohji Yamamoto"のアイテムをベースに、[Alexandros]のアイディアが散りばめられている。ジャケットやシャツなどの洋服から、アクセサリーまで、トータルコーディネートが楽しめるラインナップ。中でも目を引くのは、このコラボレーションのために制作されたネームタグである。

今回は[Alexandros]に、ヨウジ ヤマモトが持つ魅力とコラボレートしたカプセルコレクションのこだわりを聞いた。


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―ヨウジ ヤマモトのブランドイメージとその魅力は?

川上洋平さん「[Alexandros]はスタイリストがついていないので、基本的にメンバーが好きな私服をピックアップして着ているんです。ヨウジ ヤマモトはライブや、アーティスト写真、TV出演の際に衣装として着ることが多く、僕はもともとブランドのファンでした。以前、ヨウジ ヤマモトをもっと好きになるきっかけがあって......海外でライブをした時、終わった後にお客さんとお話しする機会があったんです。その時に『洋服、めっちゃかっこいいですね!』って。アメリカで街を歩いている時や音楽プロデューサーに会った時にも、『その服、ヨウジ ヤマモト?すごくいいね!』とまず、服を褒められるんです。着ているだけで頼もしく感じるし、気分を盛り上げてくれる。世界を目指すための"戦闘服"のような存在ですね」

磯部寛之さん「率直に、とにかくかっこいい。ヨウジ ヤマモトの店に入るにはいい意味で覚悟がいるくらい、オーラがありますよね。服を着ているだけで何かを発信しているような、力強いイメージがあります」

庄村聡泰さん「ヨウジ ヤマモトとの出会いは、アパレル販売員として働いている時に同じフロアに、圧倒的な存在感の服が陳列されていて。流行りの服とは違う、日本らしさや、和ならではの魅力を感じました」

白井眞輝さん「独自性が強くて、唯一無二な存在。このコラボレーションが公表された時に、周囲からの反響がとにかくすごかったです。とてもいいチャンスをいただけたのだと感じています」


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―YOHJI YAMAMOTO×[Alexandros]カプセルコレクションのこだわりを教えてください。

川上さん「僕が着ているパンツは、スカートを合わせて履いているように布がレイヤードされているんですよ。ライブ中に動くことが多いので、歩いたときにふわっと風に舞うような、表情が変わるところが好きです。今日は、コートの肩章に[Alexandros]の刺繍をしたネクタイを通してスタイリングしています。ヨウジ ヤマモトの常識をぶっ壊していくスタイルは単純におもしろいし、新しい発見がある。こんなマインドがあったからこそ、日本から世界にモードを発信していけたと思うので、コラボレーションはとても刺激になりました」

磯部さん「今回のカプセルコレクションのために作ったネームタグは、ヨウジ ヤマモトといくつものパターンの中から一緒に決めていきました。コレクションを象徴する、とても思い入れのあるデザインになりました。夏フェスで着ていたのは、ベストを重ねて着ているようなプリントのシャツ。デザイン的にもおもしろいし、ライブ中はやはり暑いのと、重いベースを何度も担ぎ変えたりするので、機能的にも配慮されていて重宝しますね」

庄村さん「このコレクションが完成したら絶対俺が着てやろう!と思っていたのは、ブラックが多い中で映える、真っ赤なブラウス。1枚さらっと着ても着心地がいいのですが、薄いアウター代わりにも使えます。この前はカーキのパーカーの上から重ねて着ましたが、いろんなスタイリングにチャレンジできそうですよね」

白井さん「僕が着ているシャツには[Alexandros]のロゴのAマークが、胸元に同じ生地でさりげなくパッチワークされているんです。Tシャツやタンクトップの襟ぐりのあき具合はメンバーでこだわって考えていて。タンクトップは深めのラインで、デコルテがきれいに見えます(笑)」


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―それぞれ独特のスタイルを持っているメンバー、普段の洋服選びのポイントは?

庄村さん「その時の気分で着ています。ビビッドな色の服も好きだし、例えば、めちゃめちゃタイトなスキニーからボンタンのようなパンツまで......幅広いです。最近はデスメタルをよく聴いていて、デスメタルのロンTを着ることが多いですね。ヴェトモンが出していたような......デスメタルのTシャツはグラフィックが凝っている。フロント、バック、袖にもプリントされていたり、Tシャツとして贅を尽くされているんですよね」

磯部さん「基本的にシンプルで、スタイルがすっきり見えるものを着ることが多いです。スキニーにシャツ、というスタイルが自分の中の定番でした。最近、変わったフォルムのセットアップを買ったんですが、意外と着やすくてそういう服もいいな、と」

川上さん「自分たちの音楽は多様性があって、ロックバンドでありながらポップやヒップホップを取り入れたり、その時にやりたいことがロックだと思うんですね。洋服も同じで、その時の感情とリンクしているものを選びますね。ヨウジ ヤマモトもそうですが直感でかっこいいと感じるような、前衛的でとがった部分がありつつも品位のある物を着ています」

白井さん「ライブでは、絶対に半袖のTシャツは着ないって決めてるんですよ。昔、Tシャツを着てライブをした時に、しっくりこないというか、なぜかテンションが上がらなかったんですよね。長袖を着て、袖をまくるっていうスタイルにハマってます」


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ポップアップショップでは、[Alexandros]の新曲「Come Closer」をひと足早く聴くことができる。川上さんは、「コレクションのイメージビジュアルは、レスリー・キーさんに撮っていただいているのですが、映像を作る時に音楽も必要だと思って。その時作り始めていた「Come Closer」がぴったりだったので、そこからチェロなどのストリングスや歪みのあるギター音を加えたり。大好きなブランドとのコラボレーションだったので、70パターンくらい考えて、ブラッシュアップしていきました。歌詞はあえて意味を考えず、聴くたびに印象が変わるような曲に仕上げています」

このコレクションは、開催中のポップアップショップのほか、伊勢丹オンラインストア(isetan.mistore.jp/onlinestore/)で販売されている。


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「YOHJI YAMAMOTO×[Alexandros] 期間限定コラボレーションイベント」
期間:2017年9月20日(水)〜25日(月)
場所:伊勢丹新宿本店 本館1階=ザ・ステージ
   東京都新宿区新宿3-14-1
時間:10:30〜20:00
TEL:03-3352-1111(大代表)
*9月26日(火)は、メンズ館8階=イセタンメンズ レジデンス/チャーリーヴァイスで縮小展開


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[Alexandros] アレキサンドロス

川上洋平(ボーカル、ギター)、磯部寛之(ベース、コーラス)、白井眞輝(ギター)、庄村聡泰(ドラム)の4人からなるロックバンド。2007年本格始動。全国各地のフェスティバルに数多く出演しヘッドライナーを務める。2016年11月に発売した6枚目のフルアルバム「EXIST!」はオリコンウィークリーランキング1位を獲得し、国内外を含むリリースツアーはすべてソールドアウト。TVドラマやCM、映画など多岐にわたる楽曲提供を行ない、幅広い層に支持されている。2017年7月に幕張メッセ国際展示場9〜11ホールでのツアーファイナル公演の模様を収めた最新ライブ映像作品「We Come In Peace Tour & Documentary」を発表し、8月7日付のオリコン総合音楽DVD・Blu-rayランキングで1位を獲得。

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