「YOHEI OHNO」2018 S/S TOKYO COLLECTION ものづくりの喜びを、多彩なファブリックで表現

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東京コレクションの中核となる、Amazon Fashion Week TOKYO 2018 S/Sが、本日10月16日(月)に開幕した。会期は、22日(日)まで。約55ブランドが、渋谷ヒカリエをメイン会場に新作を発表する。

オープニングを飾ったのは、先シーズン、ランウェイデビューした「ヨウヘイ オオノ」。まだ2回目にもかかわらず、瑞瑞しく洗練されたコレクションを発表し、実力の一端を見せた。

背中に金具で大きな穴を2つあけ、そこにベルトを通して前で結ぶAラインのドレス。その素材は、光沢のあるエナメル合皮。アウトドアやスポーツウエアに使われるドローコードを、胸元やスカートなどに使い、ストッパーを引くことで、シャーリングが生まれる。柔らかな布地から、ベロア、カジュアルなシアサッカーのストライプまで、バラエティに富んだ素材を採用している。パンツは横にスリットが入っているかのように、金具でつなぎ合わせてある。ナイロンチュールのブーツも登場するなど、メッシュ感覚の素材も目を引いた。ユーモラスな"モコモコ"素材は、カットジャカードと特殊な糸を使ったニット。ちなみに、後者には、プラスティックの下げ札用糸ロックをニットの隙間に手作業でつけたという。

「ものをつくる喜び」が今回のテーマと語る大野。「東京ハンズに行って、ものをつくるワクワク感をいろいろな素材で表現した」とも。カラーに関しても、「初心者っぽいカラーパレット」に。そういえば、レッド、イエロー、ネイビーなどはっきりした色が多かった。加えて、蛇腹の袖やバッグ、ひらひらとフリルがついた長い手袋、トップスを飾る円形ミラーなどが、ポップな楽しさを演出している。

スポーティ感覚の副資材を使いながら、しなやかさや温かさが伝わってくるデザイン。まだ荒げずリな部分もあるが、デザイナーの力量が十分うかがえるオープニングにふさわしいショーだった。
(取材・文=清水早苗)

Brand : YOHEI OHNO / ヨウヘイ オオノ
Designer : Yohei Ohno / 大野陽平
Date : October 16th 2017
Start : 10:30
Place : Shibuya Hikarie Hall B
Photographs : Josui (B.P.B.)
Text : Sanae Shimizu

YOHEI OHNO
yoheiohno.com
TEL03-3464-7910

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『装苑』2017年12月号、10月28日発売

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