「writtenafterwards」2016 A/W COLLECTION 世にも珍しい妖怪たちのファッションショー

ganryu140204

独創的なショーが毎回話題になるファッション界の異才、山縣良和のコレクション。今回は、ストリートとクチュールと妖怪がテーマの大掛かりなショーを表参道ヒルズのスペースオーで繰り広げた。40数体のコレクションをまとうのは、鳥男、一つ目小僧、顔なし、猫女、フランケンシュタイン、親指姫など一目で名指しできる妖怪から、世の中で正常とされる状態から外れた不具者、歪んだものなども含まれ、そういう普通でないものなんでも来い、とばかりに陽気な仮装パーティのように集結させたコレクションとなった。カラフルな衣装は、リトゥン バイで実際に売るライン(イラストを編み込んだジャカードニットやTシャツ他)もあれば、クチュールラインと称した1点もの、特別の素材で作ったり、手が込んだりして価格も数十万円になるドレス類もある。しかしそのどれもを愛すべき妖怪のために思いっきり楽しくスタイリングしてステージに送り出す技は、山縣ならではの情感に満ちている。昨年は、人種や性別、国境を超えた「人類」のためのショーを見せたリトゥンアフターワーズだが、今年は、妖怪=不気味なものや異常なものとの境界もファッションで超えて見せるというメッセージを感じた。妖怪といえば「ゲゲゲの鬼太郎」の作者、昨年逝去した水木しげるは、山縣と同じ鳥取県の出身だ。

Brand : writtenafterwards / リトゥンアフターワーズ
Designer : Yoshikazu Yamagata / 山縣良和
Date : March 16th 2016
Start : 19:00
Place : Omotesando Hills SPACE O
Photographs : Norifumi Fukuda (B.P.B.)
Text : Nishitani Mariko

writtenafterwards
www.writtenafterwards.com
TEL03-5577-3860


MAGAZINE

『装苑』2019年11月号、9月28日発売!

calendar

-event -promotion -exhibition

Page Top