「TOGA」2018 S/S TOKYO COLLECTION 創立20周年を記念し、東京での最後のショーを披露したトーガ

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TOGA(デザイナー、古田泰子)がブランド設立20周年を記念し、12年ぶりにランウェイショーを東京で行なった。2014秋冬からロンドンコレクションに参加していた以来のことだ。

重厚な建物が多いヨーロッパに対して、現代建築を求め、会場は、波うつガラスの壁が特徴的な国立新美術館。夜の同館が気に入ったという。一階ホールに並べられた椅子は紙管をカットしたもの。モデルは、2階からエスカレーターを降りて登場するという演出だった。

基本的には、先にロンドンで発表したのと同じ内容。ただ、「ヨーロッパでは、ボーダレス、ジェンダーレスが進んでいる。日本ももっとオープンにするべき」という、古田の思いから、東京では、レディスとメンズをミックスして見せた。

テーマは、「HOLES, SUITS, CRUMPLED(くしゃくしゃ)」。ショーは、衿がよこについているようなシャツスタイルから、始まった。ハイウエストぎみのパンツは、ウエストからヒップに沿い、下に落ちる美しいライン。中心となっていたのは、ジャケットのバリエーション。杢グレーが目立つ。ボレロ丈から、肩が落ちゆったりとした長めのもの、裏表にして裏地が表に出ていたり、袖を剥ぎ取ったデザインもあった。トレンチコートに共布ではなくブラックレザーのベルトを使っているのも目を引いた。

薄い銀紙をくしゃくしゃにしたような、マルチカラーの光るドレスも印象的。またブラの上にグラフィカルにカットされたドレスを重ね、肌あるいは皮膚をデザインしたことについては、「自分を解放していく象徴」と位置付けている。

ファッションを、「次のことを考えるのが仕事」と定義する古田。「現在進行形のTOGAをお見せできて良かった」と、ショー後に語っていた。
(取材・文=清水早苗)

Brand : TOGA / トーガ
Designer : Yasuko Furuta / 古田泰子
Date : October 17th 2017
Start : 20:00
Place : THE NATIONAL ART CENTER TOKYO
Photographs : Josui (B.P.B.)
Text : Sanae Shimizu

トーガ アーカイブス
www.toga.jp
TEL03-5475-7031

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