「minä perhonen」2016 S/S COLLECTION "join" テキスタイルモチーフの配置から、人々の集まりまで

ganryu140204

2015年はミナペルホネンにとって特別の年だった。20周年にちなんだ展覧会「1∞ ミナカケル」を東京のスパイラルガーデンにて、「1∞ ミナカケル --ミナ ペルホネンの今までとこれから」展を長崎県美術館の2ヶ所で開催、それに合わせて単行本も出版、「Casa Brutus」は、ミナ ペルホネンを題材におそらく初めてのファッション特集号を別冊で出版、その他、インテリアだけでなく着物の帯地にミナのテキスタイルが提供され、演劇マームとジプシーによる「書を捨てよ 町に出よう」では、衣装協力にとどまらず、劇中でミナ ペルホネンのファッションショー(のようなショー)が出現するなど、これまで蓄えてきたエネルギーが一気に噴出したような1年だった。コレクションでも、今シーズンは、前シーズンの20年目から1歩を踏み出した新しさを感じさせる内容を見せた。テーマは「join」。モチーフの連続や規則的な配置というテキスタイルの特質に改めて目を向け、特徴的な大きな柄というよりは、小さい柄だけど、その繰り返しや配置によって、大きな印象が生まれてくるようなデザインが多い。一見普通の柄のようで、近づいてみると楽しい物語が見えてくるものがある一方で、大きな面積のカラーブロックの配置で、モダンな強い印象を作っていたり。ブルー系のバリエーションを軸に、さわやかで味のあるコレクションが展開された。春夏物という季節柄、透ける素材やレースの新作も多かったが、それがよくあるロマンティックな花柄ではなく抽象的なモチーフが多く用いられていたことも新鮮だった。皆川明さんによると、この「join」という言葉には、モチーフや配置のことだけでなくミナ ペルホネンのスタッフや関連の工場や企業で働く、いろいろな人々を繋ぐものという意味も込めているそうで、それぞれの会いたい、つながりたい気持ちの集合によるエネルギーに注目したいとのことだ。

Brand : minä perhonen / ミナ ペルホネン
Designer : Akira Minagawa / 皆川 明
Photographs : Norio Kidera
Hair & Makeup : Shinya Kawamura(mod's hair)
Model : Rina Fukushi
Text : Mariko Nishitani

ミナ ペルホネン
www.mina-perhonen.jp
TEL03-5793-3700

MAGAZINE

『装苑』2017年7月号、5月27日発売

calendar

-event -promotion -exhibition

Page Top