「G.V.G.V.」2018 S/S TOKYO COLLECTION "ボタニカル"を融合して、自由で新しい"マリン"の世界

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会場に、東京プリンスホテル(東京・芝公園)の庭園内にあるガゼボ(西洋風あずまや)のような、緑に囲まれたガーデンアイランドを選び、軽快な大人のマリンルックでショーは始まった。テーマは、「ボタニカル マリン」。

マリンといっても、お決まりの"ボーダー"ではなく、基調となっているのは、ストライプとドット柄、そして、セーラーカラー(衿)。色はブラックとホワイトがメイン。素材もしなやかな素材が目立つ。大柄のストリライプと大きめなドッド、ストライプとストライプ、ドットとドットなどの組合せは、マリン感覚を残しながらも、グラフィカルで明快で強い印象を与える。

G.V.G.V.人気のレースアップも随所にみられた。例えば、セーラーカラーの縁取りや、ストライプのたっぷりとしたシャツの上につけたウエストニッパー、スカートの前見頃、パンツのサイドラインなど。黒地に白の紐もグラフィカルなデザインを強調する。

他方、レース使いやグレンチェックにドットが織り込まれた布地、細いストライプや小ドットは、シックな大人のイメージを演出。真っ白なセーラーカラーのワンピースからは、"清楚"という忘れかけていた美意識が頭に浮かんだ。

「ジャケットとセットアップが好き」というデザイナーのマグ。'80〜'90年代ファッションを想起させる、ウエストを絞った構築的なジャケットも登場。ショー後半には、テーマのボタニカルを表現する小花柄も加わり、クリエイションが広がっていく。チャイナドレスやガウンコートにプリントされた花柄。ドット柄のTトップに花柄のワンピースという意外な組み合わせからは、深みのあるニュアンスが漂う。

「植物と海という異なったものが融合した架空の世界観」を表現していると語るデザイナー。ボタニカルとマリンの要素を掛け合わせて縦横無尽にデザインし、新しい大人の"マリン"を創出していた。
(取材・文=清水早苗)

Brand : G.V.G.V. / ジーヴィージーヴィー
Designer : MUG / マグ
Date : October 16th 2017
Start : 15:00
Place : Tokyo Prince Hotel Garden Island
Photographs : Jun Tsuchiya (B.P.B.)
Text : Sanae Shimizu

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TEL03-3464-5357

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『装苑』2017年12月号、10月28日発売

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