「ACUOD by CHANU」2018 A/W TOKYO COLLECTION クラシックアイテムを、ファスナーでアップデートするアクオド バイ チャヌ

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ダンスパフォーマンスから始まったショー。DA PUMPのKENZOのレベルの高いキレのいい動きもさることながら、彼が着用しているジャケットの胸の装飾に目を奪われた。ナポレオンジャケットによく見られるパスマンタリーが、刺繍やブレードではなく、2列6段に並んだゴールドファスナーだったからだ。アクオド バイ チャヌのブランドアイデンティティであるファスナー(ジップ、ジッパーとも呼ぶ)の新しい使い方に感心させされた。

今シーズンのテーマは、「UPDATE CLASICCS」。その意味を、「型のあるものをブランドのフィルターを介して、現代的に解釈をする」と語るデザイナーのCHANU。

ファスナーに加えて肩章を付け、スライダーに段違いでチェーンをつけ、"アップデート"した真っ赤のナポレンジャケット。ボタンがファスナーになったダッフルコート。ケープと合体したトレンチ。Pコートは、ボタンを取り去り、見頃、袖にファスナーを使いシンプルな印象に変わっている。ファスナーを閉じるとショールカラー、開けるとテーラードになるジャケット。前後の見頃と裾にファスナーを付けたターンアップコートは、裾を胸元のファスナーに閉めると、丈が短くなり、裏に使ったプリント柄が表に出てくるという趣向。そのヨーロッパの教会から発展した柄は、ヒロ杉山とのコラボによるもの。ファスナーの位置や開閉によって、デザインの可能性も広がっていく。スモーンキングにもファスナー。パンツのひざ下、また、ファスナーの開閉によってスカートにもパンツにもなるボトムス。

他に、チェーンやスパンコールの装飾も強い印象を与えていた。レザーやベルベット素材のジャケットの胸元や背中を、フリンジのようにチェーンが揺れ、MA-1ライクのジャケットの背中には、ダイナミックに、鳥がスパンコールで描かれている。カラーは、ブランドのベーシックカラーのブラックやホワイトに、カーキやキャメル、そして、意外にもピンクが加わっていた。

ヘアを飾るファスナーの使い方も新鮮。足元は、ナイキのエアマックス270。それにオリジナルのシューアクセサリーのジップガードがつけられていた。頭の先からつま先まで、全身ファスナー全開のコレクション。ブランドのパワーが伝わってきた。

(取材・文=清水早苗)

Brand : ACUOD by CHANU / アクオド バイ チャヌ
Designer : Chanu / 李 燦雨
Date : March 23th 2018
Start : 10:30
Place : Shibuya Hikarie Hall B
Direction : Takuya Shimoo, Masahiro Okuda
Styling : Go Momose
Hair : Ryoji Imaizumi
Makeup : Chifumi
Music : Josh Bess
Dance : KENZO
Graphic Design : ENLIGHTENMENT
Accessories : CHRISHABANA
Shoes : NIKE AIR MAX 270 (NIKE JAPAN) Photographs : Josui (B.P.B.)

ACUOD by CHANU
acuod.com
TEL03-3464-2610

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