「5-knot」2018 A/W TOKYO COLLECTION 重厚感とモダンな感覚をミックスし、強さを表現したファイブノット

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「旅とVintage」をコンセプトに、旅先の景色や文化をインスピレーションの源にしているブランド"5-knot"。デザイナーは鬼澤瑛菜・西野岳人。

3回目となる今シーズンは、天王洲運河に浮かぶ、帆のようにアーチを描くルーフが美しい船上スペース(監修者は、かの隈研吾氏)を会場に、ヨーロッパの中世を想わせる重厚感とスポーティーでモダン感覚をミックスし、強さと、印象の残るコレクションを発表した。

デザイナーが旅したのは、ポルトガルの城壁に囲まれた中世の街、オビドス。街や建築物からインスパイアされ、様々なモチーフが生まれていた。石畳はモザイク調に、装飾タイルは、ペイズリーの中に魚が描かれたプリントなどに。それも、ヴィンテージ感を出すために、次第に褪色して消えていくまでがグラデーションになっている。大航海時代の栄華を物語る、過剰な植物の装飾は、コートやチュールトップに総刺繍されていた。

こういった中世的なイメージのアイテムと合わせられていたのが、正反対のスポーツ感覚のモダンテイストのものだった。例えば、ブランド名の"5-knot"が編まれた大判マフラーや、小さくプリントされたネクタイ調のスカーフ、大判のチェック柄、エナメルのブラやシャツ、コットンにPVCコーティングをしたコートなど。

また、ポイントカラーとなっていたのが、屋根の色が着想源だというオレンジ。デニムスカートのバックに刷毛で一直線に引かれたラインや、肩が落ちジゴ袖の分量感のあるコート、スター柄のキルティングなど、随所に見られていた。

柄と柄、色と色、そして、異なったテイストがぶつかり合い、重なりあうことによって生まれた力強さ。それは、デザイナーの創作への意気込みをも表していたように思えた。

(取材・文=清水早苗)

Brand : 5-knot / ファイブノット
Designer : Ena Kizawa, Taketo Nishino / 鬼澤瑛菜、西野岳人
Date : March 19th 2018
Start : 18:00
Place : T-LOTUS M
Photographs : Josui (B.P.B.)

ファイブノット デザイン
5-knot.jp
TEL03-5860-6539

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