アニエスベーのカーディガンプレッション×川内倫子さんの写真展「When I was seven.」

agnès b.(アニエスベー)のアイコニックアイテム、カーディガンプレッションは40年前に誕生しました。当時、アニエスベーが愛用していた白いスウェットを切り開いて、たくさんのスナップボタンを並べてカーディガンへと生まれ変わらせたのが、その始まり。以来、世界中の人たちに愛されてきたカーディガンプレッションを、写真家の川内倫子さんがご自身の40年と重ね合わせるように撮り下ろした写真30点が、アニエスベー ギャラリー ブティックで10月20日(日)まで展示されています。ぜひ足を運んで、写真で綴られるカーディガンプレッションの物語を実際に会場で見て感じてほしい。

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川内倫子さんがこの写真展に寄せていらっしゃる言葉がとても素敵なので、ここでご紹介します。

「40年前の夏の暑い日、フランスにいたアニエスベーが白いスウェットシャツの前身頃をハサミで切り開き、たくさんのスナップボタンをルネッサンス調のようだと想像しながらカーディガンに作り変えたとき、日本の大阪市内の片隅に住んでいたわたしは、夏の暑さにうんざりしていた。学校に行くのが辛かったから、長い夏休みは束の間の休息だったけれど、毎朝行きたくないラジオ体操に通い、早く1日が終わらないかとばかり考え、人生に絶望していた。子供でいることは不自由で退屈だったから、早く大人になって自立したいと意識下で切望していた。大学生になって、自分の好きなことを勉強できて、少し気持ちが自由になった頃、カーディガンプレッションが大流行し、流行に敏感な同級生の多くがさまざまな色のそれを身にまとい、キャンパスを歩いていた。柔らかなスウェット素材にパール色のボタンがいくつも連なっていて、シンプルだけど、とても新しく見えた。自分も欲しかったけど、貧乏学生だった自分には手が届かなかった。
 あれから30年近く経ち、自分の娘にこのカーディガンを着せて撮影してみた。感慨深くもあり、過去の自分が置き去りにされたような気持にもなった。今年7歳になる、かおるちゃんにお願いして、公園を散歩しながら撮影した。あの頃の自分と同じように髪の長い彼女の後ろ姿を追いかけていると、40年後は娘と楽しく暮らしているよ、時間がかかったけど、生きていてよかったと思っているよ、と、息苦しかった幼い自分に向かって伝えたい気持ちになった。」―――川内倫子


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川内倫子写真展 「When I was seven.」
期間:2019年9月11日(水)~10月20日(日)
場所:アニエスベー ギャラリー ブティック
   東京都港区南青山5-7-5 ラ・フルール南青山2F
時間:13:30~18:30(月曜休廊)
*写真集『When I was seven.』も限定発売される。こちらもお楽しみに!


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