現代美術作家、束芋の2つの展覧会「flow-wer arrangement」と「ズンテントンチンシャン」

国内外で精力的に活動し、特に、2006年 に開催されたパリ・カルティエ現代美術財団での個展「TABAIMO」以来、世界からも熱い視線を浴びている現代美術作家の束芋さん。近年では映像インスタレーションや装丁、随筆や舞台のコラボレーションなども精力的に手掛ける束芋さんが、自身の表現の根幹を成すドローイング作品の展覧会「flow-wer arrangement」と、初めての銅版画展「ズンテントンチンシャン」を同時期に開催する。

「flow-wer arrangement」は、2013年より制作している、人体の一部に草花を生けるドローイングシリーズ。ウォールドローイングにプロジェクションを組み合わせた作品も、あわせて発表する。束芋さん自身が「『flow-wer』は、今回の発表が最後」とのコメントを発表しているように、本展が貴重な機会となることは間違いなさそうだ。

一方で「ズンテントンチンシャン」は、朝日新聞朝刊で連載中の吉田修一による小説『国宝』のために手がけた挿画より絵単体で成立する作品を厳選・再構成し、版画として制作したもの。銅板にニードルで直に刻み込む手法〝ドライポイント″と〝アクアチント″技法で仕上げた、手の痕跡に満ちた作品10点を展示する。いずれの作品も、画面上ではなく実際に足を運び、筆致にふれ、作家の息吹を感じてこそのもの。束芋さんによる渾身の作品群を、ぜひ2会場で味わってほしい。


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束芋 flow-wer 026 2015年
和紙に墨、蜜蝋(クレヨン)、色鉛筆、鉛筆
© Tabaimo / Courtesy of Gallery Koyanagi


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束芋 懇願の夕食 2018年
ドライポイント、アクアチント
© Tabaimo / Courtesy of Gallery KIDO Press


「flow-wer arrangement」
期間:2018年2月10日(土)~3月15日(木)
場所:ギャラリー小柳
   東京都中央区銀座1-7-5 小柳ビル9F
時間:11:00~19:00
   日・月曜・祝日休 入場無料
TEL:03-3561-1896
WEB:www.gallerykoyanagi.com

「ズンテントンチンシャン」
期間:2018年2月9日(金)~3月4日(日)
場所:Gallery KIDO Press
   東京都千代田区外神田6-11-14 3331 Arts Chiyoda 204
時間:12:00~19:00
   月・火曜・祝日休 入場無料
TEL:03-5817-8988
WEB:www.kidopress.com/exhibition/2018_2_9_tabaimo.html


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