'60年代後半の文化が現代社会に影響?レボリューションをひもとくエキシビション From London

ヴィクトリア&アルバート博物館でユニークな展覧会が行なわれている!「You Say You Want a Revolution? Records and Rebels 1966-1970」展では、'60年代後半に起こった様々なレボリューションが、どのように現代社会に影響を及ぼしているかを6つのカテゴリーに分けて紹介しているのだ。このエキシビションで重要な要素となるのが音楽。入場するとすぐにヘッドフォンを手渡され、装着すると展示に合わせ、当時の音源や楽曲が流れてくる。一つ目の部屋は我々日本人にもなじみのあるカーナビー・ストリートだ。タイム誌がスウィンギング・ロンドンの語源となった"The Swinging City"と呼んで以来、アート、ファッション、音楽、そしてフォトグラフィの中心となった。若者たちはカーナビー・ストリートとキングス・ロードに集い、ビバのショートドレスやマリークヮントのミニスカートを身につけた。このセクションではブティックとアートギャラリーのつながりも提示、オノ・ヨーコのアートワークの横に、ミック・ジャガーのステージ衣装が並ぶ。
展示はドラッグやサイケデリア、海賊ラジオのようなカウンターカルチャー、ベトナム戦争や人種差別、ゲイライツなどデモ活動、スローガンや広告、エキスポなどのコンシューマリズム、ウッドストックやグラストンベリーといったフェスティバルの始まり、そしてアメリカ西海岸に住む自由な思想の人々、さらにコンピューターという新しい時代の始まりを紹介し終焉する。レトロやフェスといった昨今のファッションに流れるムードのインスピレーション源を体験できるので、ロンドンを訪れることがあればぜひ!

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映像やレコードのジャケットなどを上映・展示することで、当時の雰囲気を観客が体験できるような演出になっている。


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スウィンギング・ロンドン流行当時の服装をマネキンで展示し、洋服が当時の文化を象徴するものとして、重要な役割を果たしていることがよくわかる。
©Victoria and Albert Museum, London


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左 サイケデリックで強烈な色彩のアートワークでインパクト大な展覧会のオリジナルスカーフ。右 展覧会の図録は時代を代表する人物たちのコラージュが表紙となっている。


「You Say You Want a Revolution? Records and Rebels 1966-1970」
2月26日まで。
「Victoria and Albert Museum」
Cromwell Road, London, SW7 2RL
10時~17時45分(金曜~22時)
観覧料:16.00ポンド

『装苑』2017年1月号掲載
text : Yu Masui
益井 祐 ● 静岡県生れ。ロンドンの「the pineal eye」で
バイヤーとしてキャリアをスタートし、以降、日本やロンドンで活躍する。
その知識と人脈を生かし、現在はフリーのライターとして活躍。

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『装苑』2017年2月号、12月27日発売

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