【From パリ支局】「エゴン・シーレ」と「ジャン=ミシェル・バスキア」 フォンダシオン・ルイ・ヴィトンで2つのエキシビションが開催

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ブローニュの森の中に立つフォンダシオン・ルイ・ヴィトン。建築家フランク・ゲーリーによる美しい建物を見るだけでも価値のある美術館だが、2019年1月14日まで20世紀の偉大なアーティスト、エゴン・シーレとジャン=ミシェル・バスキアのエキシビションが行われている。
作品のスタイルでは異質の2人だが、いずれも28年間という短い生涯を送ったこと、没後10年で時代を象徴するアート界のキーパーソンとなったことなどの共通点を持っている。

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エゴン・シーレ(1890-1918、オーストリア人)
16歳の時にグスタフ・クリムトと同じウィーン工芸学校に入学、その後クリムトの支援を受けて1908年、二十歳を前に初の個展を開く。1911年以降は特異な作風によって世間から孤立しながらも作品制作に没頭。1918年に亡くなるまでの10年間で約300の絵画と数百に及ぶドローリングを描く。本展では120点の作品を紹介。

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1911年「自画像」


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1911年「セミヌードの女」


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多くの自画像を描いたシーレ


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左右共に1918年、作品のテーマは人物以外も


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1911年「妊婦と死」


「僕は死を愛し、そして生を愛す」エゴン・シーレ


ジャン=ミシェル・バスキア(1960-1988、アメリカ人)
独学でアートを学び、ニューヨークのストリートで芸術活動を開始。幼い日に手にした「グレイ解剖学」の本が作品に影響を与えたという。早々に成功を収めたバスキアは、アンディ・ウォーホルと知り合い、彼とのコラボレーション作品も制作しているが、アンディの死によって悲劇的な人生の終焉を迎える。黒人がアート界に不在だったことへの激しい怒りと苦痛、アフリカンアメリカの伝統などをテーマにした作品が多い。数千もの絵画とそれを上回る数のドローイングを遺す。本展では135点の作品を紹介。

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ウォーホルとの共同作品、1985年「エッフェル塔」


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ウォーホルと自画像を同じキャンパスに描いた作品、1982年「DOS CABEZAS (二つの頭)」


「芸術とは言葉で伝えきれない「何か」を伝える術」ジャン=ミシェル・バスキア


20世紀の始まりと終わりに生きた二人の偉大なアーティストの作品を同時に鑑賞できる見逃すことができないエキシビションだ。

「エゴン・シーレ展」「ジャン=ミシェル・バスキア展」
"EGON SCHIELE" "JEAN-MICHEL BASQUIAT"
期間:2019年1月14日(月) まで
場所:フォンダシオン ルイ・ヴィトン(FONDATION LOUIS VUITTON)
   8 avenue du Mahatma Gandhi, Bois de Boulogne, 75116 Paris
時間:11:00〜20:00(金曜〜21:00、毎月第1金曜〜23:00、土曜と日曜9:00〜21:00)
定休日:火曜
料金:16ユーロ
TEL:+33 (0)1 40 69 96 00
オフィシャルサイト:www.fondationlouisvuitton.fr/en.html

Text&Photographs: B.P.B. Paris

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