【From パリ支局】夏木マリがクリエイションする舞台「印象派NÉO vol.3」、ルーヴル美術館でのパリ公演を目前にひかえて

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graphic design : HIDEKI SEO


歌手で俳優の夏木マリさんが演出を手がける舞台作品「印象派」シリーズの最新作が、明日25日にルーヴル美術館オーディトリアムで開催される。東京、京都と続いたツアーを締めくくるフィナーレだ。

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会場となるルーヴル美術館


「印象派」は、夏木さんがコンセプチュアルアートシアターと銘打ち、身体能力を極めた独自の芸術表現に挑む舞台。1993年にスタートし、日本はもとより、パリ、アヴィニョン、ロンドン、エディンバラ、デュッセルドルフなど、海外でも多数上演されてきた。2009年からは、ミュージシャンやダンサーなど、多彩な表現者からなるカンパニー「Mari Natsuki Terroir(マリナツキテロワール)」が共演する新シリーズ「印象派NÉO」を開始。これまで、童話をモチーフにした「わたしたちの赤ずきん」(2009年)、「灰かぶりのシンデレラ」(2014)が発表されている。その第3弾となるのが、今回の「不思議の国の白雪姫」である。"不思議の国のアリス"と"白雪姫"を掛け合わせたこの舞台は、身体と感情、涙と笑い、夢と現実、テクノロジーとアナログなど、2つの違った視点へのアプローチであり、さらには4人の気鋭振付家を起用し、異ジャンルのクリエイターやゲスト出演者が共演する。

公演を目前に来仏した夏木さんは「ひさしぶりのパリ公演なので、とても楽しみです。こちらの観客の方々は、インディペンデントに観賞されるので、例えばカップルで来ていても、おもしろくなければひとりで帰ってしまい、残された人が『ブラボー!』と何度も言ってくれる、ということがあります。以前、そうゆう経験を初めてしたので、反応が楽しみですね」と心境を語った。

「いろいろな仕事をさせていただいている中で『印象派』は私の軸になっているもの。これがあることで他でも冒険できる、そういう感覚があります」。パリの舞台では、特別に用意されたジバンシィのオートクチュールのドレスを着用し、「自分なりのチャレンジ精神をパリに持って来たかった」と、フランス語のセリフにも挑戦する。

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©HIRO KIMURA


年齢を重ね、ますます輝く夏木さんからの装苑の読者へのメッセージは?
「自分らしくあってほしいですね。"らしく"というのは、つまり個性的であるということ。私もよく個性的と言われますが、欠点と長所があるから、それが個性になるのだと思います。欠点を、いとおしくなるような個性にすることが、自信に繋がるんじゃないかな。欠点は皆が持っているもの。私なんて欠点だらけですよ(笑)」


印象派NÉO vol.3「不思議の国の白雪姫」パリ公演情報:
ルーヴル美術館 オーディトリアム
2017年4月25日(火)20時

チケット・その他詳細:
inshouha-neo.com

演出:
夏木マリ

振付:
井手茂太(イデビアン・クルー)小㞍健太 長谷川達也(DAZZLE) 牧宗孝(東京ゲゲゲイ)

出演:
Mari Netsuke Terroir(川本裕子 山﨑麻衣子 ノリエ・ハマナカ 小島功義 城俊彦 鈴木竜 小関美央 牟田のどか)
マメ山田 野澤健 夏木マリ


取材協力:Hotel Le Meurice
text : B.P.B. Paris

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『装苑』2017年12月号、10月28日発売

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