【From Paris】真鍋大度+石橋素の展覧会「創意のランドスケープ」開催

--文化出版局パリ支局より、イベントや展覧会、ショップなど、パリで日々見つけたものを発信。

日本が誇る希代のメディアアーティスト、真鍋大度と石橋素の展覧会「創意のランドスケープ / Paysages fertiles」が3月16日(水)よりパリでスタートした。
本展は、パリ文化会館の新企画展シリーズ「トランスフィア(超域)」の第一弾で、日本現代アートの分野で活躍するアーティストから新進気鋭の若手クリエーターまでを、今年から3年間、年3回の展覧会を通し紹介するというもの。すべての展示で未公開作品の制作が予定され、「トランス(超える)」と「スフィア(領域)」をかけあわせた名称にジャンルや国境を越えるという願いが託されている。
最先端の技術に精通する2人の展示は、高速で点滅する赤、緑、青の光を使ったインスタレーションで、その光のパターンは音でも表現された。会場には三色のライトに照らされたオブジェが置かれ、肉眼では単色にしか見えないが、観覧者が自身のスマートフォンで撮影すると虹色に写る。「自分たちが捕らえられないものを身近なデバイスを使って捕らえる、ということをやりたかった」と真鍋さん。アートとテクノロジー、現実と仮想が混じり合い、そこにあるのは、目には見えないが存在するもの。「本当のリアルとは?」を考えさせられる展覧会である。
5月7日(土)まで。

paysages_fertiles_1603201601.jpg単色に見える兎のオブジェ。


paysages_fertiles_1603201602.jpg写真を撮りカメラの画面で色の存在を確認すると、肉眼では察知できなかった色が写っている。
真鍋さんは「時間の間隔をデザインしている」と説明。一秒間に30回、イメージが変化するという。


paysages_fertiles_1603201603.jpg撮影をしながら観覧する来場者たち。


paysages_fertiles_1603201604.jpg真鍋さんと石橋さんによるこれまでのプロジェクトの記録映像も上映。


paysages_fertiles_1603201605.jpgプレス記者に作品の説明をする石橋さん(左)と真鍋さん。


paysages_fertiles_1603201606.jpgパリ15区、セーヌ川沿いにある国際交流基金・パリ日本文化会館。
1997年の開館以来、日本文化の発信拠点として様々な展覧会を開催している。


●パリ日本文化会館
Maison de la culture du Japon à Paris
101bis, quai Branly 75015 Paris
12時〜20時 祝日休 無料
www.mcjp.fr

text & Photographs : B.P.B. Paris

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