エバーグリーンな魅力を放つ映画『台風クラブ』『ションベン・ライダー』などを監督した、相米慎二の書籍が2冊刊行!板垣瑞生、松居大悟などが相米映画を語る。

『セーラー服と機関銃』(1981年)、『ションベン・ライダー』(1983年)、『台風クラブ』(1985年)、『東京上空いらっしゃいませ』(1990年)、『お引越し』(1993年)など、今なお新鮮な輝きに満ちている映画を数々手がけた相米慎二監督。今年開催された特集上映の盛況ぶりが話題となり、改めてその存在が注目されている中、2冊の書籍が刊行された。

一冊は『相米慎二という未来』。相米慎二が監督した13作品を取り上げ、当時のスタッフの「証言」、出演俳優の「回想」、相米監督に影響を受けた世代の映画人がその魅力を語る「邂逅」という構成で、多角的に作品を紹介・分析する。
「邂逅」には俳優の村上淳さん、板垣瑞生さん、映画監督・演出家の松居大悟さんなどが名を連ね、それぞれの視点から相米論を展開。「回想」には、相米監督の遺作となった『風花』(2001年)に出演した浅野忠信さん、小泉今日子さんをはじめ、多くの名優が登場し、当時を振り返りつつ次代への提言を行う。相米監督の直筆メモ入り台本や、映画のときめきが蘇る絵コンテも掲載された、充実の内容だ。


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『相米慎二という未来』金原由佳、小林淳一編  ¥2,970 東京ニュース通信社


もう一冊は『相米慎二 最低な日々』。相米監督が1994〜'95年に月刊誌で連載していた幻のエッセイを単行本化。楽しく読み進められる文章ながら、日常の描写に突然挟み込まれる飛躍的な表現、一文であっという間に読み手を誘う筆力で、読み手に新鮮な読書体験をもたらす。さらに、映画ジャーナリスト金原由佳が聞き手と執筆を務めた「相米慎二に訊く、50の質問」や、俳優・永瀬正敏による「あとがきにかえて」などをおさめた。一冊読み終えれば、名監督・相米慎二を近くに感じられるよう。また、この本から相米慎二に出会うのもおすすめ。


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『相米慎二 最低な日々』相米慎二著 ¥2,750 A PEOPLE刊


相米ブームはまだまだ拡大中。今秋は以下の地域、劇場で上映が決定している。


東京・渋谷「ユーロスペース
9月11日(土)〜17日(金)『台風クラブ』

富山市「ほとり座
9月11日(土)〜17日(金)『ションベン・ライダー』
9月18日(土)〜24日(金)『風花』

長野県・上田市「上田映劇
11月6日(土)〜19日(金)『台風クラブ』、『ションベン・ライダー』、『風花』


また、一部の相米作品は各種VODでも配信中なので、気になったタイトルは検索してみて。日本映画に多大なる影響を与えた相米監督の作品は、今を生きる映画ファンのあなたを、きっと夢中にさせてしまうはず!

WEB:apeople.world/sohmaishinji

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