装苑2・3月合併号連動:映画『リバーズ・エッジ』のバックステージ 3 草野庸子が写した撮影の日々 二階堂ふみ、上杉柊平、SUMIRE、土居志央梨

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photographs : Yoko Kusano

2月16日(金)公開の注目作『リバーズ・エッジ』の撮影風景を伝える特別企画。
第三弾は、気鋭のフォトグラファー草野庸子さんによる写真とコメントをお届けします。撮影合間のキャストの素顔を、その場所の空気感とともにお楽しみください。
発売中の『装苑』2・3月合併号の『リバーズ・エッジ』特集も、あわせてチェックしてみてね。


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岡崎京子氏の『リバーズ・エッジ』といえば、私の思春期を左右したかなりインフルエンスな作品である。
氏の作品の多くに触れてきたが、なかでも、飛び抜けて思い入れがある。中高時代特有のなんでもないくせに常に漂う孤独、不安、実態のわからない虚無。そんな様々な感情を肯定するでも否定するでもなく、そういった事象として淡々と表現しているような。そんな『リバーズ・エッジ』が時を経て実写化されるという。
その現場に立ち会えたことは私にとってかなり大きな出来事だった。
2月、鋭い寒さが残る撮影現場、手がかじかむ。初めて映画の現場に身を置いたこともあり、常に落ち着かずそわそわとしてしまう。現場には、監督の指揮のもと静寂と緊張が訪れる。それぞれの作品に対する解釈が集まり、原作の意思に添いつつもまた新たなものが生み出されているのが目に見えてわかる。
ものづくりの愉しさを改めて確認させてもらえたように思う。

草野庸子


Yoko Kusano ● 1993年生まれ。2014年、キヤノン写真新世紀優秀賞を受賞(佐内正文選出)。'15年、写真集『UNTITED』を出版。今年1月、モトーラ世理奈を撮り下ろした写真集『YOKO KUSANO × MOTOLA SERENA』をDaitokai Booksより刊行し、出版記念展覧会も開催。同月に開催された『1993』展にも参加。
WEB:kusanoyoko.tumblr.com
Instagram:@yoko.kusano




『リバーズ・エッジ』

工業地帯の川辺の街に住む高校生の少年・少女の物語。閉塞感を抱える主人公、若草ハルナ(二階堂ふみ)は、自身の彼氏・観音崎(上杉柊平)にいじめられている山田一郎(吉沢 亮)と、1学年下で摂食障害を持つモデルの吉川こずえ(SUMIRE)とともに山田の「宝物」=川辺に隠された人間の死体を共有するようになる。観音崎と密かに関係を結ぶハルナの友達ルミ(土居志央梨)や、山田の恋人・田島カンナ(森川 葵)など、ハルナの周囲の人間関係は緊張状態を増し、やがて暴発する――。原作は岡崎京子。ファッション雑誌「CUTiE」(宝島社)で1993年3月号から'94年4月号まで連載され、少女マンガの定石を壊した岡崎京子の代表作とするファンも多い。

行定 勲監督、二階堂ふみ、吉沢亮、森川葵、上杉柊平、SUMIRE、土居志央梨出演

2月16日(金)より、東京の「TOHOシネマズ 新宿」ほかにて全国公開予定。キノフィルムズ配給。©2018「リバーズ・エッジ」製作委員会/岡崎京子・宝島社

WEB:movie-riversedge.jp


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