音楽&ファッション&カルチャー好きな女の子たちが集結!ガールズライブイベント「GLIM SPANKY presents "CANDY CRIME" supported by 装苑」

glim170919.jpg

photographs : Jun Tsuchiya (B.P.B.)

ロックユニットGLIM SPANKYと『装苑』のコラボレーションがまたまた実現!

音楽、ファッション、カルチャーを愛するGLIM SPANKYボーカル&ギターの松尾レミさんは、小学生の頃から『装苑』を読んでいるという長年の読者の一人であり、本誌の企画にもたびたび登場してくださっています。このたび、松尾さんが主に企画を手がけた女の子限定の初めてのライブイベントに、同じく本誌でもおなじみの「KLOKA」アートディレクターの矢島沙夜子さん、ヴィンテージショップ「MARTE」のディレクタ―野村仁美さんと一緒に参加することに!

ここでは、9月10日に行なわれたそのイベント「GLIM SPANKY presents "CANDY CRIME" supported by 装苑」のレポートをお届けします。


glim2170919.jpg

glim3170919.jpg

今回のイベントは2部構成。第1部は、GLIM SPANKYのミュージックライブ。

ハスキーボイスでパワフルに歌い上げる松尾レミさんと、繊細かつエネルギッシュなギターを奏でる亀本寛貴さん。強いメッセージ性がありつつ、サイケデリックやファンタジーの要素が入り交じった、独創的な新しいロックサウンドを作り出す2人。

この日は、映画『ONE PIECE FILM GOLD』主題歌になった「怒りをくれよ」や、ステージに飾られたMARTEのペーパームーンのオブジェに合わせて「お月様の歌」、9月13日に発売されたニューアルバム「BIZARRE CARNIVAL」に収録されている「美しい棘」「アイスタンドアローン」など、全9曲を披露。彼らのライブでの圧倒的な力強さと統率力に、会場の女の子たちは最後までずっと高揚感に包まれていたはず!


glim4170919.jpg

glim5170919.jpg

「今日は、おしゃれでアイデンティティをしっかり持っている女の子がたくさん来てくれてうれしい!」とMC中に話していた松尾さん。スタイリストの遠藤リカさんと衣装を制作するなど、ご本人もライブやアーティスト写真での衣装にとてもこだわりを持っている。この日のキュートな衣装にも注目!レインボーモチーフ&カラーのワンピースに、ヴィンテージのゴールドのスカートを重ねて。子どもの頃から親しんでいた'60s、'70sのワンピースが大好きで、衣装も私服も関係なくワンピースを日々着用しているそう。


glim6170919.jpg

第2部は、松尾レミさん×矢島沙夜子さん×野村仁美さんによるスペシャルトーク。

松尾さんが初めて『装苑』に登場したのは、2016年2月号「音楽とファッションとエモーション2016」特集で、ご自身の特別なファッションアイテムを身にまとった撮影の時でした。これまでの登場ページをご紹介しつつ、3人のクリエイティブなガールズトークがスタート!

松尾さんと矢島さんの出会いのきっかけは、本誌とハンドメイドマーケット「minne」が立ち上げたプロジェクト「クリエイターズコラボ」第2弾でのビジュアル制作。そして、松尾さんが足しげく通っているというヴィンテージショップ「MARTE」のディレクタ―が、野村さん。自然と惹かれ合いつながった3人のクリエイションの原点は、ちょっとダークなファンタジーの世界で共通していたよう!?

松尾さん「ケルト文化やヨーロッパの妖精の伝説などがすごく好きで文献を読みあさっていたんです。それで妖精の姿に興味を持ち、妖精が見える薬も作ったんですよ(笑)。そういった本から海外の文化や、ゴブリン(妖精)につかまって逃げられない女の子の服を見てファッションに興味を持ちました」

野村さん「白魔術や黒魔術が出てくるようなダークファンタジーの世界が好きですね。MARTEの前に手がけていたヴィンテージショップ『Grimoire(グリモワール)』の店名は、魔術書という意味なんです。私も妖精がすごく好きだったので共通していますね」

松尾さん「矢島さんが『クリエイターズコラボ』第1弾で手がけていたのが、18世紀の肖像画をベースにしたロココ調のドレスを用いたビジュアルで。それを見てファンタジーな世界だけでなく、ファッションの歴史が好きという部分でもつながっていることが分かりましたね」


glim171011.jpg

今回、このイベントを開いたきっかけは、音楽とファッションとカルチャーの切っても切り離せない関係性を表現したかったから。

松尾さん「ファッションもメイクもデザインも文学も......全部、音楽の中に組み込めるんですよね。例えば、文学は歌詞になるし、映画はMVになるし、ファッションやメイクも世界観として反映できる。全部好きだし全部やりたいっていう思いを実現できるのが音楽だったんです。そして、私がライブでも'60sや'70sのワンピースやミニスカートを履いているのは、単にかわいいからというわけでなく、その背景にあるストーリーやカルチャー、そこから繋がっていくロックバンドの存在があるから。それに、今日はどの口紅をつけよう?どのワンピースを着ていこう?って考えるのも女の人が輝ける瞬間。ライブが思いっきりかっこつけていく場所になったらいいじゃん!という思いを伝えたいから、その気持ちを共有できる女性限定のイベントにしたんです」

矢島さん「小学校の時から『CUTiE』や『装苑』を読んでいて、私はファッションデザイナーになるんだ!って思っていた時期があったんですよ。大学の時もファッションを専攻していました。でもあるとき、ファッションの何が好きか考えたら、ファッションのまわりの環境とか、その人がどんな場所で着ているのかとか、そういうことを想像するのが楽しいんだって気づいたんです。レミちゃんが話していたように、その人がどんな音楽を聞いて何を食べるんだろう、っていうファッションの周辺のことも気になって。全部やりたいって思っちゃいますよね(笑)」

野村さん「私は古着の買い付けで海外によく行きますが、たまに現地のイベントに遊びに行くんです。以前、ロカビリーのイベントに行った時に、女の子たちが'50s当時の格好をそのまま再現して楽しく躍っていて。ただ見ているだけでもそのカルチャーについて触れることができて、すごくすてきなパーティだと思ったんですよね。レミちゃんの熱い気持ちを聞いた時に、そういう思いのあるイベントができるんだと思って、すごくわくわくしました」


glim8170919.jpg

3人が影響を受けた時代は、いろいろなファッションやカルチャー、そしてエネルギーがあふれていた'60s〜'70s。

松尾さん「ザ・バーズやザ・ローリング・ストーンズ、ザ・ビートルズをはじめとしたサイケデリックブームが起きたころ、'67年、'68年のロックが特に好きです。ファッションもカラフルな色使いになったりヒッピーが誕生したり、一番めまぐるしくて迷走していた時期ですよね。ロックがまだロックじゃない新しい存在だったので、いろいろな実験をしているんですよね。今聞くと摩訶不思議で、次にどの音がくるのか予想できない。ポップでキッチュでキュートで大好きな時代です」

矢島さん「100年以上前のものは好きだけど挿絵や文献で見ているから、それを想像するのは楽しいけれど完全にファンタジーの世界。まだ生まれていなかったとしても'60sや'70sのカルチャーはリアルに感じることができますね。大好きな映画『ひなぎく』をはじめ、当時のガールズムービーはうらやましいほどかわいい!」

野村さん「この時期は、古着にとっても変化がめまぐるしい時期。'60s初頭は'50sの要素を引きずっているし、'60s後半は'70sの傾向が反映され始めていて、特に'60sはいろんな要素がミックスされていますね。サイケデリックムーブメントが始まったころは、丈を長くしようか短くしようか悩んでいたり。かと思いきやジャポニズムなテキスタイルを作っているところもあったりして迷走しているんですよね。実はレアな物も多いんです」

その後も、いま行きたい国やおすすめのコスメティック情報など、ガールズトークに花を咲かせた3人。女の子だけの楽しい夜の時間をありがとうございました!


glim170920.jpg当日開催されたフリーマーケットの様子もレポート。モデルの小谷実由さんは、東京や名古屋など全国各地の喫茶店名をプリントした喫茶ツアーTシャツや、ZINEを販売。


glim2170920.jpg左 「逃げました。」「ハッとして。」など、シュールな状況のイラストを描く樋口実季さん。右 Ms.Little Chicoは、食べ物や動物をポップに表したステッカーが人気。


glim3170920.jpg左 Instagramで更新している、旅先で描いたイラストをまとめたZINEをプリントしたZINEなどを展開するイラストレーターのWALNUTさん。右 スイートなモチーフ&カラーのアクセサリーで乙女心を掴んでいるMICHU COQUETTE。


glim4170920.jpg左 今井沙耶さん(BEARCHIEMOMO)は、くすっと笑える人や動物を描いて。右 otome journalは、イラストやコラージュで表現した2人の交換日記をZINEに仕立てて。


glim5170920.jpg松尾レミさんは、お気に入りのワンピースを出品。大人気で即ソールドアウト!洋服の思い出を話しながら一人一人に渡して。



会場で公開された、ニューアルバム「BIZARRE CARNIVAL」に収録されている新曲「吹き抜く風のように」のMV。監督はコトリフィルムの島田大介さんが手がけ、1カットで撮影されている。こちらも要チェック!


MAGAZINE

『装苑』2017年11月号、9月28日発売

calendar

-event -promotion -exhibition

Page Top