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2016年で創刊80周年を迎えるファッション誌『装苑』編集部によるブログ。ファッション、音楽、アート、漫画、フード、イケメン、デートスポットなどなど、それぞれの編集スタッフが好きなテーマを掲げて、いつもよりちょっと軽いタッチで日替わりコラムを更新していきます。たまに、お知らせも!

ご近所食べ語り vol.1 とんかつ伊勢 新宿NSビル店

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装苑編集部がある文化学園から徒歩で行け、1000円以内で楽しめるご飯処を紹介していきます。あなたの心とお腹の拠り所が少しでも増えますように。

とんかつ伊勢 新宿NSビル店 《文化学園より徒歩4分》

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 突然ですが、とんかつほど「アガる」料理ってないと思っています。とんかつが食べたい時って、焼肉やステーキみたいな「肉が食べたい!」という欲求じゃないんですよね。あくまでとんかつというパッケージが欲しいんです。フライされた豚肉単体ではなく、濃口のソースや、千切りキャベツや、白米に味噌汁、おしんこなど、それら全てが混ざり合い、お腹のあたりからポカポカと力が湧く感じ。これが他の料理では得がたい「アガる」感じなんですよね。

 『美味しんぼ』11巻収録のかの有名なとんかつ回、「とんかつ慕情」の名セリフ。「いつでもとんかつを食えるくらいが、人間偉すぎず、貧乏すぎない、ちょうどいいくらいってとこなんだ」(意訳)というアレの通り、とんかつは決して安い料理じゃありません。そんなに高くなく、上限1000円くらいで、失敗したくない...。

 そんなときは、文化学園からすぐの地下通路を通って新宿NSビルへ。エレベーターで遥か上層29Fにある「とんかつ伊勢 新宿NSビル店」に向かってみてはいかがでしょうか。都内に多くの店舗を構えるチェーン店として安心感もあり、何よりランチタイム限定サービスとして、国産豚の上ロース定食が1000円ぴったりで食べられます。

 運ばれてきたら、まずは、キャベツに特製のドレッシングをかけていただきましょう。たくさんの食物繊維をとれるのも、とんかつの魅力ですよね。もちろん、キャベツはご飯ともどもおかわり自由です。お味噌汁は赤だしのしじみ汁、豚汁をセットにしてくれるお店もありますが、私はとんかつに合わせるならさっぱりと行きたい派なのでこちらの方が好みです。

 さて、肝心のお肉ですが、さすが上ロース、安いロースにありがちなしつこい脂の感じはまったくありません。肉の繊維がしっかりと舌触りで感じられ、噛めばかっちりと歯切れが良く、食べる行為そのものの楽しさが溢れます。豚肉ならではの軽やかなうま味と、からし、千切りキャベツ、ご飯、味噌汁の様々な味わいが合わさることの豊かさ。この店に向かって歩いている時に望んだ幸せが、しっかりとそこにはあるはず。

 食後のほうじ茶をすすって店を後にし、新宿の副都心を見下ろしながらエレベーターで地上に下る。いっぱいになったお腹の中で、午後からもこの街で頑張れる勇気が、しっかりと熱くなっているのではないでしょうか?

Information
上ロースかつ定食 税込¥1,120(ランチ¥1,000)
とんかつ伊勢 新宿NSビル店
東京都新宿区西新宿2丁目4-1 新宿NSビル29F
TEL03-3344-4660
11時~22時
文化学園より徒歩4分

【注意事項】
※掲載したお店の情報は予告なく変更する場合がございます



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Editor profile

安原まひろ
1987年神奈川県生まれ。学校では文学や芸術などお金にならないことを学ぶ。食とカルチャーを愛でつつ『装苑』編集部で女子力を磨く日々。


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