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SHOKO

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SHOKO

ロンドンと東京を拠点に活動するアーティスト。作品はペインティング、イラスト、音楽、パフォーマンスなど様々な表現に及び、ロンドンで数々の展覧会、アニエスベーなど多数の海外ブランドとのコラボレーション、資生堂ザ・ギンザ、ロンドン地下鉄ポスターのアートワークなどマルチに活躍中。2011年、音楽作品集「When the sun will rise」をリリース、2012年、著書「女の子のためのロンドン・ガイド~THE LONDON BOOK~」を出版(文化出版局)。2015年秋、メジャーデビューアルバム「A Love Letter to London」(avex/cutting edge)、新刊「SHOKOのロンドンファッション・スタイルブック」(DU BOOKS)、限定7インチアナログ盤「Hope and Anchor」をリリース。2016年春夏コレクションから、ロンドンにて自身のファッション・ブランド「S for Shoko(エス・フォー・ショウコ)」をスタート。

【アンナ・カリーナ x SHOKOトークショー】レポート!

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9月22日(土)、アニエスべー銀座Rue du Jour店で、私の生涯の憧れの女優、アンナ・カリーナとのトークショーがありました。

私が少女の頃にジャン=リュック・ゴダール映画の中で輝くアンナを見て、一目でファンになったあの日から、アンナの出演映画はもちろん観てきて、これまでのインタビューも読み尽くし、赤いタイツを効かせたフレンチなファッションを真似したり、2007年にアニエスベーで特別発表されたアンナ・カリーナ60sコレクションも全てのアイテムを持っているし、18年前の来日コンサートにも行き、私のブランド「S for Shoko」でも1961年の映画「Une Femme est une femme(女は女である)」をオマージュしたコレクションを発表したり......と、私の人生にはいつもアンナの影響がありました。

そして、ずっとずっと大好きでいた先に、大人になってこんな人生のギフトがあるなんて!!

この日を迎えるまで、ドキドキ大興奮の日々でした。

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当日私が選んだ服は、「いつかアンナに会えることがあったら、この赤いドレスを着て会いに行きたい...!」そんな夢をずっと抱きながら、何年も大切にしてきた、アニエスべーの赤いロブ。

映画「気狂いピエロ」でアンナが着ていた、あの一着です。

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いよいよ迎えた当日。それを着て、アンナを待つこと30分。

アニエスベーの店内は、パリの本社から届いたという貴重な1960年代ヌーヴェルヴァーグの頃のポスターを何枚も装飾し、特別にアンナモード一色!

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当日は私も、自宅に飾っている何枚ものアンナのポスターコレクションの中から、特に思い入れのある、以前パリで買った大きな大きなフランス・オリジナル版の「Made in USA」の映画ポスターを持参しました。

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そしてアンナが登場して、熱望の、初対面の瞬間!(私の顔、なんとも言えない溶けそうな表情に)。

アンナは出会った瞬間から優しくて、私のどんなお話やお願いにも笑顔で応えてくださって... その時から大きな感動を覚えるほどでした。

また、アンナご自身も、会場にポスターがたくさん貼ってあったことに大喜びされていました。

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トークショーが始まり、会場にアンナのご登場!

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会場には私と同じ気持ちでアンナ・カリーナのオマージュ・コレクションの服を着た女性がちらほら。アンナも、「あなたが着ているのは『気狂いピエロ』の衣装ね、『Made in USA』の衣装を着てる方もたくさんいる...!」と目を輝かせていました。

私はトークショーの相手という立場だけれど、皆さんと全く同じ気持ちだということに心強さを感じながら、ドキドキとワクワクが混ざった高揚した気持ちでトークがスタートしました。


(トークが始まる前に、私に会いに関西から来てくれたと声をかけて下さった、見慣れたお顔のファンの方にも何人も会えたこと、皆さんの存在もとても心強かったです!)

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どんな私の熱い質問にも、丁寧に答えてくださるアンナ。何度も手を取ってくれた場面もあって、トークをエンジョイされていることが伝わってきて、私も幸せでした。

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今回、私がアンナへの質問を考える時に意識したのは、撮影秘話などはこれまで他のインタビューでも読んできたので、アンナという一人の自然体の女性に注目した質問をしたいということ。

アンナは私とのトークの中で、子供の頃から踊ったり歌ったりが大好きでずっと女優になりたかったという少女時代のお話、十代でコペンハーゲンからパリに渡り、サンジェルマンにある老舗カフェ「Les Deux Magots」でお茶をしている時にフォトグラファーに声をかけられ、撮ってもらった写真がきっかけでELLEの撮影をし、その時にココシャネルに出会ってAnna Karinaという芸名をつけられたこと(アンナ自身は名前に「K」を使いたいというこだわりがあったそう)、どんな映画や女優にもリスペクトがあり、特に一番好きな作品は決められない、なぜならどれもそれぞれ大切な面や思い入れがあるからというお答え、色は赤が好きだけど、女優としては緑は着ない方が良いという教えに従ってずっと緑は着たくなかったという話、映画で赤い服を多く着たのはスタイリストのチョイスだった等と、ファッションに関するお話も。また、アニエスべーというデザイナーに対してはそのワールドワイドな活躍に大きな敬意を持っているとおっしゃっていました。

そして、インタビューの中で私にとって何より印象的なお答えだったのが、「人生で最も大切なことは何ですか?」という質問に対して、

「私はいつも選ばれてきたの。選ばれるということは、愛されるということ。だからそれに全力で応えてきたの。」とおっしゃっていたこと。

それを聞いた瞬間、私はドキッとして、胸がいっぱいで、涙が出そうになってしまいました。

たくさんの監督やプロデューサーに愛されてきた人生を送られているアンナの今の佇まいには、まっすぐな純粋さと愛が溢れていて、素晴らしい人生を歩んでいることがとてもよくわかったからです。

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最後に、当日9月22日にお誕生日を迎えられたアンナに、バースデーケーキのサプライズ!

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ケーキにはアニエスからのメッセージ入り。喜んでくださって、嬉しかったな。

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その後に続くサイン会では、日本到着の翌日の為まだ時差ぼけで体調が万全とは言えなかったと思うのに、予定時間を大幅に延長しても、列に並んだファン全員にサインをして下さっていました!そのお姿には、ただただ感動。

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終始ニコニコされて、ファンからの熱い言葉に少女のようにはにかんで、その様子を側でずっとそばで見ている私に投げキッスを送ってくれたり、皆への心遣いも相当なものでした。

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この日のトークショーは、私も含め、日本のアンナファン皆さんのアンナへの溢れる愛をご本人に直接届けられたと思っています。

全国から集まってくださった皆様、温かな目線で参加してくださり、本当にありがとうございました!

私にとっても、忘れられない、本当に本当に幸せな1日になりました。

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さて、このトークショーの日から3日間、私は毎日アンナに会いに行きました。

翌日の日曜は、代官山unitでの貴重なアンナのライブ。新曲の他、1966年の映画「ANNA」で歌われたゲンズブールの名曲「Ne dis rien」が生で聴けるなんて大感動!

ライブ演奏は僅か2曲のみという貴重さを感じながら、自然体に歌う姿がとってもチャーミングで...。60年代と変わらないアンナの印象的な目の表情や可愛い仕草、チャーミングな歌声にキュンとしっぱなしでした。今も余韻に浸っています。

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月曜日は、映画「気狂いピエロ」のポスター展が開催していた代官山のギャラリーALで、展示に合わせて映画トーク。

展示は、各国の「気狂いピエロ」のポスターをはじめ、レコードジャケットやゴダールと結婚された時の特集号の雑誌など、レアなアイテムがずらり。トークでは、映画衣装のことや、シナリオにないアンナの何気ない発言が劇中にセリフとして使われたというゴダール映画の撮影時のエピソードなど、今までインタビューで読んだことのある内容も、より詳しくアンナの口から語られると感慨深いものがありました。

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CDは近日発売予定。すでにダウンロードして聴いていますが、ポップで優しくて、とても素敵なアルバムですよ。未発表曲やレア音源、アンナの代表曲「私の運命線」も。ぜひ聞いてみてくださいね。

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今回、「日本が大好き」「日本のファンの気持ちが嬉しい」と何度も語っていたアンナ。

私が最終日、「今日でアンナに会えるのは最後なの」と語った夜、最後に、胸いっぱいの、強くて熱い、長い長いハグをしてくれました。あの瞬間の熱い気持ちを、この先、決して私は忘れることはないでしょう。今思い出しても、胸の熱くなる瞬間でした。

この3日間は、何十年もアンナを想い続けてきた私にとって、夢そのものであり、「想いは伝わる」「想い続けていると夢が叶う」、このことを信じていて本当に良かった、と思える宝物のような日々でした。

この幸せの余韻に浸りながら、また日常を頑張って行こう!そんな気持ちでいっぱいです。

そして改めて、このような貴重な機会を私に与えてくれたアニエスご自身とアニエスべーの皆さまにも感謝します。アニエスベーとアンナカリーナは、私の人生に於いての2大ミューズ。これまでもどんなに影響を受けてきたことでしょう。もちろんこれからも。ずっとずっと想い続けて行きます!

Photo by Takeshi Suga and MIKA

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