装苑ブログがあたらしくなったのですね。スッキリ、素敵。
リニュアル後、いきなりのご報告ですが。
実はこの6月から生活の拠点を、英国ロンドンに移すことにしました。
日本での、カフェとコスメティック、アパレルブランドのデザイン監修は継続し、撮影やミーティングには度々帰国しつつ 向こうで、服飾やビジネスなど、分野の違う3つの学校に通いながら、ゆっくりと音楽制作をしていく予定です。
三十歳を過ぎて、自分がこれから主軸にしたい生きかたは何なんだ、と考えたときに 私は、パートナーや周りの人に 楽しみや癒し、パワーやアイデアを多く与えられる女性でありたい、それはずっと好きな事であるし、ブレない事だと思いました。
そうした時に必要な、知識や経験をもっと、人や書や文化から吸収して積みたいと思うと 必然的にどうしても、言葉や、細かい表現の問題にぶつかる。人を深く理解する上でも同じこと。
これはいつかクリアにしなきゃ、ずっと自分の中にある
「共有のもどかしさ」のままなのだと思う。
十代で上京して、幸運なことに音楽デビューの機会をもらい、ブランドを立ち上げ、今まで十数年やってきたものを、今度は別の人たちの中に紛れて、違う角度から学び直しながら どう感じるか、何を思いつくかに時間を使ってみたいと思っています。
今は、すこしずつ、荷物の整理。
家具や洋服、履ききれない靴のコレクションは寄付やリサイクルに。
物欲とともに、所有することにあまり興味がなくなったのかも。
身軽であるのが、心地良い。
どこに住んだって自由だし、どこにいたって大切な人とは繋がれる。
猫と、私の古いアメ車にのるだけの荷物で、向こうで暮らし始めようと思います。
どんな事になっていくのか、わからないけど物質的に恵まれるより、内面が魅力的である事のほうが、価値が高いとおもう。
世の中に素敵なものは沢山ある、高価なものをみればきりがない。
けれど結局は、人が人の心に何を与えられるか、だ。
その事の方がずっと難しい。
目的がはっきりしたので、なんだか私の中のOSがすっきり入れ替わったような、そんな気分です。それをまた、自分なりにアップグレードして、やれる事を増やして戻ってきたい!上京してきた時の様に、わくわくしています。
お洋服のほうは秋冬のコレクションがもうすぐ完成、アウター達が出揃う。
夜は、某3人組の新曲の作詞をしたりしています。
ソングライティングのお仕事は向こうでもできそうなので、もっとやってみたいな、とか思っています。オファーください、笑。
ということで、まぁ 日本に居なくなると言っても、Twitter や Instagram、Facebook、Google+もあるし、SNSは今までと変わらない距離にあるので「三十過ぎての渡英奮闘記」としても、のぞいてみてください。
では。
2月に資料をもらいに行ったセントマーチンの入り口。