みなさん、装苑
読んでみてくださいましたか?
私の皮膚のような本を3冊紹介しています
選書するとき、なんとなく裏テーマとして
「美しさ」「愛」を手がかりにしていたので
桜庭一樹さん、中村明日美子さん、谷崎潤一郎を選びました。
本といえば
先月、本屋大賞が発表されましたね。
瀬尾まいこさんの「そして、バトンは渡された」が大賞でしたね。
私が、生まれて初めて「読書に出会った」と感じた瞬間があるのですが
それは中学生の時に、図書室で出会った瀬尾さんの「幸福な食卓」でした。
青いブックカバーが素敵で、手に取ったのを覚えています。
幼いころから、本に囲まれて過ごして、読書もしていましたが
初めて自分から進んで「大人が読む本」を読んだのは
この本が初めてでした。
それから、瀬尾さんの本は全部、読んでいます。
すこしめずらしいかもしれない「かぞくのかたち」を
すーっと気持ちよく書いてしまう。
そして、不思議なのが
瀬尾さんのどの作品を読んでも
本を読んだ後に心の中に広がる気持ちが
いつも同じなんです。
この気持ちを味わいたくて、なんども読んでしまいます。
中学生のとき、瀬尾さんの本に出会わなかったら
私は読書がこんなに好きではなかったかもしれない
読書が好きではなかったら、今ここに、こんな気持ちで生きていないかもしれない
そう思うと、ほんとうに幸せだなあ、とおもいます