台風がきていますね。
小さい頃は強風に乗じて、道ばたで自転をよく試みたものだった。
あわよくば君の体は渦を巻いて、エメラルドシティに飛び立てるかもしれないんだよ?
グッバイカンザス
よもや学校のお休みも関係無いし、締め切り延長のいいわけにも全然ならないのだけど、
それでも台風がくると、何故か世界が少し止まっているような気がして(しませんか?)
条件反射的に目の前のPCがぼやけて、(集中力欠如)でたらめな妄想世界に旅立つ、、
だってもしかしたら強風にのって、猿とか、太郎みたいのが、冒険の御誘いにやってくるかもしれないじゃない、、
そうして雨の中ぼんやり思う。
私の愛するワンダーランドの在り方とは。
*
物語を書いています。
「7つの大陸と猫の舌」というクロニクルです。
プロローグでこの世界の紹介を散文的にしているのですが、
この各大陸を実際のインスタレーションや展示企画などに落とし込み
実際に体験できるようなものに展開しているプロジェクトです。
不定期に発表していっています。
これはその1つ。
ALCHIMIE DES CHOCOLAT -五角形のショコラティエ- という展示。
ギャラリーROCKETにて去年のバレンタイン時期に発表いたしました。
7つの大陸のうちの1つ。古来の錬金術により湧き出たチョコレートの大陸都市、テオブローマの物語をつくり、その錬金術師のアトリエにて、大陸からあふれでてきた「ビロードのような液体」をご賞味いただけるという。。
チョコレートで出来た都市から湧き出るビロードの液体は、罪と罠の味。
蛇口をひねってお楽しみいただく方式。
(図らずも、話題はもっぱら蛇口にフォーカスされて微妙に複雑な気持ちではありました、いやはや)
ともあれ、極上のホットチョコレートでした。レシピは山フーズさん。
「物語」は傍観するのではなく、参加したいと思う。
闖入でも侵入でも良い。
入り込む為の足がかりとして、味覚や嗅覚は非常に役立つ。面白いなあ。
その世界に介入できること。続きを描き足せる余白があること。
それがファンタジーであって、ワンダーランドであって欲しい。
ワンダーランドの入口は何処にでもあるのだよ、
定規の1mmと2mmの目盛りの間にだって、
永遠に刻み終わる事の無いミクロの無限世界が拡がっているのだもの。
きっと恐らく、どんなに運がよくっても生きているうちに
宇宙の果てやこの世の"解答"みたいなものを得ることは、私には出来ないだろうと思う。
それはとっても悔しくて悲しい。
でも、定規の目盛りや道ばたのつむじ風から始まるワンダーランド宇宙には、
いつだってダイブできるのだ。
やあ素敵じゃないかな。
終わらない王国。ミクロの冒険。
で、思い出した、、
不朽の名作。
ミクロの決死圏
ジェームズキャメロンリメイクだと、、!? い、いやだ〜!!