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矢島沙夜子

KLOKA

Sayoko Yajima 矢島沙夜子

東京生まれ。クリエイティブスタジオKLOKAに所属し、インスタレーションやウィンドウディスプレイ、プロダクトのディレクション、グラフィックデザインを中心に活動中。「7つの大陸と猫の舌」という物語をベースにした作品なども不定期に発表している。錬金術をテーマにしたチョコレート工場のような企画や、架空の浮島のジオラマなどにそのストーリーを展開するなど、ファンタジックな作風が特徴。表参道ヒルズクリスマスツリーの演出/デザインやPARCOポスターのディレクション、KLOKA PRODUCTSとしてアクセサリーブランドもスタートし注目を集めている。

シャイニング続編... 続編?(怒)&All work and no play makes 矢島 a dull boy

冷たい風が頬をなで、落ち葉の絨毯を踏みしめれば金木犀が鼻腔をくすぐる秋も終わり、雪の気配さえ感じる冬の朝。季節が巡るごとにこの星が奏でる、四季折々の喜びのしらべラブ&ジョイ、は残念ながら今年も一年、微塵も私と私の地下室(職場)には降りてきませんでしたが、地上の皆さんに至ってはすてきな季節をお過ごしでしたでしょうか。

知ってますか。長年陽の当たらない生活を送っていると目ん玉がミートボール積み上げたようになり、手がパワーショベルみたいな形状にでかく無骨になってくるそうです。本当です。ナショナルジオグラフィックに書いてありました。こわい。

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春夏秋冬安定の不安定感、寝ても覚めても寝てるに限りなく近いやじまです。惰眠の沼よりこんにちは。

ああ急に寒いですねえ。寒いといつも以上に判断がにぶるねえ。体が鉛のようだ...というか顔が鉛色だな。

誰にも聞かれませんけど、お答えするならばわたくしの最近のささやかな楽しみはさけるチーズをさかないで食べることと猫の毛でコヨリを作ることです。(知ってましたか、猫の毛こよると繊維にちゃんとなる)来年の冬までに沢山こよって小さなお帽子がつくりたいで~す

さて、私突然ですが映画シャイニングの大ファンなんですよ。

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キューブリック監督の大傑作&まごうことなきホラー映画の金字塔なので、別に世界中にファンはたくさんいらっしゃるとは思うんですけども。私の好きは結構もう憑依レベル(ジャックに)で好き、好きの熱量はかなり高いのではと自負しております。そんな中シャイニング続編... 続編てええええ!!!

え、まじでまじで、もしかしてオーバールックホテル、1921年のゴールドルーム(ホテルのバンケット)とか掘り下げてくれたりする??(ジャック(ジャックニコルソン演じる)は物語の最後1921年のパーティに囚われていますよね、オーバールックホテルの一部になってしまったほのめかしエンディング)このあたりもっと見たいよね!!そしてダニー?というかトニー(ダニーの空想上の友達です)はでてくるの?ハァハァ...  などとファン根性むき出しで鼻息荒げて見に行きましたよね。

はい。ここでまず疑問に思ったのが全世界のシャイニングファンはわたくしの好きとは違う「好き」なの...?ということですね。先に弁解しておきますが、わたくし、キューブリックのシャイニングが好きすぎて、その旨を熱く人に語る度、ああ原作は読まない方が良いねとその違いを語られてきました。なので原作のスティーブンキングによるシャイニングは読んでおりません。テレビドラマも見ておりません。にわかと言われようが読みません。なぜならばキューブリック版シャイニングに描かれるコンセプトと絵画的表現、音楽、その活字以外で初めて表せたそれらこそが、たまらなく好きだからです。

以下ネタバレ含みまっす

正直言ってシャイニングの続編、と告知されていた「ドクター・スリープ」はただのタチの悪い同人誌みたいなもんでした。ところどころに当時の映像まではさんできてね。音楽だってね、オープニングなんて目頭熱くなってつい胸をおさえましたよ。カーペット模様をフューチャーした効果も期待高なっちゃいましたよ。でも当時のそっくりさん起用してきたあたりでおやおやあ、なーんか変だなあと思い始めまして。作中、悪霊集団がでてくるんですけど、そもそもこれ、あのホテルとはなんら関係ないんですよね。ただのタチ悪い悪霊集団。(ちなみにこの集団の女頭は19世紀末から生き続けてる設定なんですが、どうみてもジェニファーロペス崩れみたいな20世紀末菜食ヨガ女。21世紀サスティナおばば。しかも眼が光る。眼が光る(爆死)。あと夜空も飛んじゃう(放心))そいつらがまたこれもホテルと全く関係ない人間をむさぼる。そんでまたこれも全くホテルと関係ない超絶能力をもった少女が立ち向かっていく。え、ちょ、ホテル...ホテルは...

んであれあれあれよっていう間に悪霊サイキック合戦は佳境、とってつけたみたいに最後ホテルへと向かうんですが、これもただダークマターが眠ってるからここにくれば悪霊もやっつけられるだろ!っていう謎の思考回路なんですわ。え、もしかしてあんたら...ホテル、当て馬にしてる...?唯一ポテンシャル感じた15歳の超能力少女もあっという間に口から生気吐き出してミイラ死するし。死霊クライシス方向だったらサム・ライミが撮った方がまだカタルシスもユーモアもあったよね?(「スペル」最高)とか思ってる最中に急に挟み込まれる当時映像。おいおいおいおいそりゃないぜ、そりゃ控えめにもレイプだぜえ、とか硬直してエンディング迎えた時はっきりと気づきました。シャイニングファンの映画監督がロケ地のオーバールックホテルに行って、オマージュ的に悪霊退散ムービーを作っちゃった、みたいなことなのねと。とにかく静まれわたし...の気持ちでエンドロールで「ドクタースリープ 感想」検索して発見しました。

あれ...?この想い、もしかして...わたしだけ...?(汗笑)

https://filmarks.com/movies/80052

意外と受け入れられているなあ、あははははは

そして更に発見しました。わたくしが無知で阿呆でした。これはスティーブンキングとキューブリックの間で、バランス取った映画なんですね。スティーブンキングがキューブリック監督のシャイニングに当時全く違うと腹を立てまくったのは有名な話ですが、(どうやら原作はスティーブンキングの半自伝的な、彼の思い入れが深い作品だったらしいです、それが大切なコンセプト部分をかなり暴力的にカットされて怒り狂ったと... はあ、私は知ったこっちゃないですキューブリックのファンですすみません)これはキングの続編の映像化なんですね。キューブリックは死んでしまいましたがキングはご存命、ということに尽きるのかな?ただただ。誤解しないでいただきたいがキングは大好きですよ。ペットセメタリーなんか名作。

うーんでもね、だったら映画シャイニングの場面を微塵もリフレインして欲しくなかったですよ。全編通して映画シャイニングの良さは、狂っていく人間そのものの恐ろしさが何よりの怖さで魅力じゃないのかな?その怖さが幻想的で美しかったんだよ。悪霊的なものはただの添え物でね。(もちろん絵画的な美しさは別ベクトルで最高なんだけれど)ドクタースリープは言えばなんの因果もなく悪を悪と定めて、なんの説明もなく「正しい」人間がそれと戦ってるだけの映画です。その上ホテルが悪霊退散の当て馬だなんて、恐ろしさも色気もエレガントさも、かけらもないじゃないかああああああ!

ジャックニコルソンの眉毛も不穏な音楽もボールルームでの1921年独立記念日の饗宴も犬男もトニーも、ダニーが銀食器で食べたチョコレートアイスクリームも、本当に愛していたのは私だけなのか...?本当に恐ろしいモーメントてのはカミソリみたいに美しい、なんつーかぎりぎりの間合いじゃないかね。どろどろの悪霊ばばあばっか出しやがってよう。40年前に放棄され朽ちたホテルなんか見たくなかったよ。

ああ...何ならわたしが続編撮るよ?と言ってて気づきましたがこれがただの阿呆なファンの同人根性なんですね。換骨奪胎・私だけの君、レイプ根性。要は自分と趣味が合わない同人誌を観覧してぶうぶう言ってるだけのことだったんですね。タチの悪さでは自分が上ですわ。戯れ言すみません...でした...。

ということで、みなさんぜひにも映画館でお楽しみくださいませ。今ならもれなくアナ雪2とどっち見ようか悩める選択肢もついてきます。

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さて話題は変わりますが

わたくしには今年の春から大変優秀な軍師がついてくれておりましてね。(や、私のお手伝いをしてくれてた方はみなさんほとんどが様々に優れていたんですけどね)このニュー軍師がとにかく戦闘能力高いんですわ。 わたくも元来大変矮小というか喜怒哀楽だったら確実に怒りのパワーが生命力に直結するタイプなんですけれど、この怒りというところにおいて、ニュー軍師が大変長けてましてね。というか私の原動力を見透かして焚きつけてくれんのか、とにかく私より先に怒ってくれんですよね万物に対して(笑)。ちょーっとしたことで、四千年くらいうじうじうじうじやっちゃうん私なんかは、からっとすかっといろんなものに怒ってくれると救われるんだなあああ。で、なんか己までもすんごい清く強く正しく戦ってるような気分になってくんですわ。

かつては頰に精神的馬糞と生卵の張り手を感じながら歩いていた贖罪の六本木通りの金曜日も、今や何一つ功績をあげてなくともまるで勇者凱旋の気持ちで西麻布の往来を闊歩できるようになりました。(実際わたくしが常日頃落としまくってた納期(すみませんすみませんすみません)は被害が約半分にまで軽減されてますからね!!あははは!)

いやあしかし、身体というものはあっというまに拡張するものですな。

自分は怠慢ずぼら優柔不断な上、眼を閉じると半世紀は惰眠をむさぼる人間、と思っていたのですが、ここにきて、実は怠慢ずぼら優柔不断眠ると半世紀起きられない上、すぐに怒れて踊れる同調お調子人間なのだということを理解しました。あはははは

all work and no play makes jack a dull boy

ちなみに働いてまっっっすʕ•ᴥ•ʔ お仕事報告しそびれた

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さようならハッピーホリデイ

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連載漫画(予定)真実の卵フェニックス相関図

こんにちは

現在やじまは、朝までに提出のおしごと2件ほど、こねくり回してほぼ進展なし(むしろ後退)の悪性ぬか漬け状態を前にして、焦りが悟りに変わりつつある東京都港区AM3時。キーボードの上で泳ぐ手を一旦止めて、とりあえずチーズおかきを食べながらチーズおかきを食べています。

ということで

先日載せました泄の連載(予定)漫画「真実の卵フェニックス」第一楽章をお読みになられた奇特な方から「コマ数のわりに登場人物が多く、作画が安定しないからすでにキャラが錯綜している」と的確なご指摘を受けました。ということで続編に移る前にまずは本編で語りきれていない相関図を描いてみました。ちなみにヤンマガならびに花ゆめからまだ連絡はありません。

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るみちゃんがもっと気になる方はこちらをどうぞ(ボツ)

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やはり今回も気持ちばかりが先行いたしました

ということで仕事しますすみませんごめんなさい

それではご機嫌うるわしゅう 

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真実の卵フェニックス 第一楽章ネーム公開「変わり果てた姿...ザルツブルクの呪い」

漫画家への漠然とした憧れと煌めきが捨てきれず、めそめそしていても漫画は始まらないと独り部屋の中で気づきましたのでとにかく連載から始めます。描きたいことは少女の美しくも卑しい心が呼び覚ますパンデミック世界、母と子の愛、生命の儚さ。ジャンルはマジック学園もの、掲載イメージは今のところヤンマガですが花とゆめも視野に入れてゆきたいです。

真実の卵「フェニックス」 第一楽章 変わり果てた姿...ザルツブルクの呪い

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気持ちばかりが先行しています。暑くて自制がききません。

でも続きます。

それではさようなら。

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