Blog

鈴木清之

オンラインライター

Kiyoyuki Suzuki 鈴木清之

文化服装学院ファッション情報科卒業。文化出版局で編集スタッフとして活動後、PR業務を経て、日本国内のバッグブランド、皮革産業を中心にブログ執筆、ソーシャルメディアのコンテンツ運用を担当。イースト東京エリア・徒蔵(カチクラ/御徒町~蔵前~浅草橋 台東区南部)で行われる、ものづくりイベント「モノマチ」ソフトブレーン、デコクロ(デコレーション ユニクロ)部 発起人、書籍「東京おつかいもの手帖」や「フィガロジャポン」“おもたせ”企画への参加など、“おつかいもの愛好家”としても活動。

2021年のレザートレンドを提案 #JFWジャパン・クリエーション レポート

日本最大の繊維総合見本市「JFWジャパン・クリエーション」(東京・有楽町 東京国際フォーラム)が2020年11月18日(水)・19日(木)の2日間行われました。
JFWJC21.jpg
付加価値性が高い日本製マテリアルや製品が集結する同展では、「姫路プレミアムレザー」「和歌山県製革事業協同組合」「東京都(東京製革業産地振興協議会)」「東京都(東京皮革製品展示会実行委員会)」が出展。
姫路JC2021.jpg
和歌山JC2021.jpg
東京都および東京製革業産地振興協議会は、東京都の特産品である皮革素材ピッグスキン(豚革)をアピールするファッションショー「PIGGY'S SPECIAL」を11月19日(木)に同展特設会場で開催。
TLPS ピギーズスペシャル.jpg
今回は東京都の若手人気ブランド3組「NAPE_」「MICHAIL GKINIS AOYAMA」「CHONO」とコラボした作品30点、および東京都内の専修学校・各種学校11校の学生作品70点の作品を披露。文化服装学院も参加しました。
学生コラボ.jpg
「東京都(東京製革業産地振興協議会/東京レザー・ピッグスキン)」のブースでは、東京を代表するタンナー、ファクトリーが出展。
ピッグスキンブースJC2021.jpg
ピッグスキン(豚革)は、国内で自給できる唯一の革素材。東京スカイツリーのおひざもと、墨田区エリアを中心に都内でつくられています。各ブースの写真はこちら。
JC21石居・中村様.jpg
石居みさお皮革
販売代理店:中村貿易株式会社
ピッグスエードのカラーバリエーションは東京随一。超撥水加工のスエードもヒット中。多色ラメプリント(シールドスエード)も人気です。
JC21エセカ様.jpg
株式会社エセカ
染色や塗装技術の独自性を磨き続ける、加工専門ファクトリー。防水レザー(ウォッシャブル加工)のスイムウェアや温めると色が変わるレザーなども開発。
JC21兼子様.jpg
有限会社兼子皮革染色工場
年間1,000色以上を染め上げる染色の匠。グレージング、手染めによる木目調ストライプ、ヒートシュリンク加工も得意です。
JC21墨田革漉様.jpg
墨田革漉工業株式会社
独自の技術と立体感に加え、アート性も高いレザーがクリエイターの創作意欲を刺激。ファーの代替素材となりうる、ナイフカット加工による起毛表現も秀逸です。
JC21キール様.jpg
株式会社墨田キール
デザイン性×先進性。時代を反映するニューノーマルなものづくり。フイルム加工のバリエーション、アーカイブは圧巻!
JC21TMYS様.jpg
有限会社ティーエムワイズ
小判(シープスキン、ゴードスキン)をメインに扱うタンナー。2020年秋、新工場が完成し話題。ユーザー向け工場見学なども予定されるオープンなファクトリー。
JC21ティグレ様.jpg
有限会社ティグレ
塩縮加工、ウォッシャブル加工など、際立つ革づくりから製品までシンプルかつ繊細な仕上げが特長。
JC21長坂様.jpg
長坂染革株式会社
インクジェットプリントにプラスアルファで付加価値を創造。最新技術を生かしつつ、革本来の味わいを追求しています。インテリアや自動車など、ファッション以外の分野での実績も豊富。
JC21ニシノ様.jpg
株式会社ニシノレザー
さまざまなジャンルのエキスパートから支持される世界レベルの革づくり。エコレザーをはじめ、プラスティックの代替素材としてクリエイターから注目される生皮をモダナイズ。
JC21福島様.jpg
福島化学工業株式会社
白の美しさが際立つエコレザー「オレガノホワイト」がロングヒット。養豚業者とのネットワークもあり、鞣しから加工まで一貫生産。
JC21山口様.jpg
山口産業株式会社
墨田区発信の生活彩り品が飾る「ニューノーマル時代のやさしい革のある暮らし展2020」が大丸東京店で開催され、話題になりました。アニマルウェルフェアの観点から豚の肥育プロセスも重視し、製品化するハッピーピッグプロジェクトも好評。
JFWJC 東京ピッグスキン.jpg
精緻な製革技術、高度な表面加工技術に優れたメイドイン東京のレザー。その代表格、ビッグスキンと、新たなにステアハイドを加えて、「東京のレザー」ならではの素材力をブラッシュアップしています。
タンニンヌメ:「革のベーシックが際立つ」
精緻な加工技術:「風合いのバリエーション」
スエードの装飾性:「色×プリント×光沢」
トレンド力:「新しい素材価値」
主となるレザーと特長でカテゴライズし、下記の3テーマで発表されました。
東京の革2021001.jpg
1.革新する基本
ピッグスキンらしさの探求
革らしさの進化
汎用性の高いネオベーシック
2.視覚効果で進化する
布のような風合いを活かしたスエード
プリントのバラエティ
スポーツセンスのネオンカラー
3.自在にハイブリッド
アニマルと爬虫類の混交(柄×柄)
高度にハイブリッドする加工技術
東京の革2021002.jpg
アート感覚のパターン、柄×柄の重層、凹凸、起毛×メタリック、プリーツ×ストライプなどユニークな素材が好評。「東京レザーフェア」が中止となったため、来場者は堅調。商談も盛んに行われたそうです。

ピッグスキンの産地(東京都墨田区)とタンナー、ファクトリーなどのくわしい情報をまとめた恒例のブックレット「TOKYO LEATHER PIGSKIN 東京産のピッグスキン 」もブース内で設置・配布され好評。

ブックレットの内容(2020年度版)が東京都立皮革技術センターの公式サイトで公開されています。各社の連絡先等も掲載されていますので、併せてご覧ください。

東京都立皮革技術センター

http://www.hikaku.metro.tokyo.jp/Portals/0/images/pigskin/TOKYO%20LEATHER%20PIGSKIN2020.pdf

昨日の投稿でもお知らせしましたが・・・

東京産のレザー、ピッグスキンの魅力を紹介する東京都・製革業産地振興協議会のブースが「ギフトショー・LIFE×DESIGN」(南展示棟/南3-T16-25)に出展しています。

東京の革 ギフトショー2102.jpg

同ブースのディレクションを手がける「ジャルフィック」の公式SNSでいち早く会場風景が投稿されましたので、シェアさせていただきます。

実際の皮革素材サンプルがそろい、前述の内容を確認していただけますので、ぜひ、お立ち寄りください。

143459849_784755345458779_5909012685560309894_o.jpg

参加ブランドは・・・「ウォッシャブルレザー」シリーズが好評の「TOKYO LEATHER FACTORY」。墨田区エリアで生産されたピッグスキンに独自の加工を施し、丁寧につくられています。

143483763_784755335458780_5556353119742719466_o.jpg

143912723_784755298792117_1792083966968227347_o.jpg

「洗える」という付加価値は、エコという要素や、経年変化・エイジングの魅力が支持されていましたが、ウィズコロナ時代のニューノーマル・バッグとして再注目。

144581097_784755288792118_8095334275080283626_o.jpg

ティグレさん03.jpg

レザーに使用できる抗菌ケアアイテムもリリースされていますが、実際に定期的に洗うことで衛生面だけでなく、安心感も満たされますね。(画像:「TOKYO LEATHER FACTORY」公式SNSアカウントより)


「TOKYO LEATHER FACTORY」WEB SHOP https://www.tokyoleatherfactory.shop/

現在、第一線で活躍中のクリエイターを多数輩出するインキュベーション施設、台東デザイナーズビレッジ(デザビレ)卒業生ブランド「Comma(カンマ)」は、腕利きファクトリー「墨田革漉」とのコラボレーションにより出展。

ギフトショー2102 ピッグスキン 遠藤さん革漉さん.jpg

新作「カスタマイズウォレット」をリリースし大好評。22,464通りものバリエーションのなかから、ご自分だけの財布をオーダーできます。完全日本生産、カスタマイズで一つ一つ丁寧につくり、生産現場、ファクトリーのサポートを視野に入れたプロジェクトです。

このほか、クラウドファンディングプラットフォーム Makuake でブレークした、紳士淑女のための「ムダにカッコいい革小物」もお見逃しなく。

「Comma」https://comma-leather.com/


お出かけのかたは、ぜひ、お立ち寄りください。

「第91回東京インターナショナル・ギフト・ショー春2021」
https://www.giftshow.co.jp/


なお、「装苑」本誌(最新号/2021年3月号)142~143ページでは「第91回東京インターナショナル・ギフト・ショー春2021」をご紹介する恒例企画が!


注目ブランド&最新アイテムを厳選。ご来場の予定があるかたは広い会場をまわるガイドに。
お出かけを控えるかたも、「装苑」ならではの情報、セレクトをお役立てください。

(初出:一般社団法人 日本皮革産業連合会ホームページ公式ブログ「欧米ブランドに負けていないぞ」)
元記事・アーカイブ記事はこちらからご覧ください。
http://www.jlia.or.jp/enjoy/blog/

1/1 1

MAGAZINE

『装苑』2021年5月号、3月27日発売!

calendar

-event -promotion -exhibition

Page Top