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鈴木清之

オンラインライター

Kiyoyuki Suzuki 鈴木清之

文化服装学院ファッション情報科卒業。文化出版局で編集スタッフとして活動後、PR業務を経て、日本国内のバッグブランド、皮革産業を中心にブログ執筆、ソーシャルメディアのコンテンツ運用を担当。イースト東京エリア・徒蔵(カチクラ/御徒町~蔵前~浅草橋 台東区南部)で行われる、ものづくりイベント「モノマチ」ソフトブレーン、デコクロ(デコレーション ユニクロ)部 発起人、書籍「東京おつかいもの手帖」や「フィガロジャポン」“おもたせ”企画への参加など、“おつかいもの愛好家”としても活動。

#日本の革靴150周年 記念イベント 東京以外の地域で初開催 #松永はきもの資料館「#西洋靴150年」

西日本の靴の聖地として注目を集める、松永はきもの資料館(あしあとスクエア)で企画展「西洋靴150年」(10月2日~12月27日)が開催されています。

会場全景.JPG

松永はきもの資料館は日本唯一の本格的な靴履物関連博物館。
1978年に日本はきもの博物館・日本郷土玩具博物館として開設され、2015年に広島県福山市が運営管理を引継ぎリニューアルオープン。福山市西部に位置する松永地域のランドマークとして市民をはじめ、周辺地域の方々に愛されている資料館です。

そのほか、松永はきもの資料館については、くわしくはこちらをご覧ください。

靴の歴史 過去の写真と靴.JPG

2020年は日本で初めての靴工場ができて150年目となる節目の年。8月の「シューシューヒストリー・オブ・ジャパン」(東京・浅草 浅草文化観光センター)を皮切りに、「ISETAN 靴博 2020」(東京・新宿 伊勢丹新宿店本館)、「靴ミュージアム」(東京・渋谷 渋谷スクランブルスクエア)、とメモリアルイヤーに相応しいイベントが続々と東京で行われました。

上記のイベントのレポートはこちらでご覧ください。

東京以外で初の展示となるのが「西洋靴150年展」。約170点もの日本の革靴に関係する資料が紹介されています。

靴の歴史 パネルと靴.JPG

150年の歴史をパネルや年表でわかりやすく紹介。はきもの博物館時代の主任学芸員だった、故・潮田鉄雄さんが全国で集めた2,266点の国指定重要有形民俗文化財のうち明治から昭和初期の革靴を中心に普段は展示していない7点を特別展示。

地元、広島県にゆかりのある若手クリエイター10人による製品の展示も好評です。

広島県ゆかりのつくり手の作品.JPG

国産古靴コレクターの井上諒氏の所蔵品や皮革産業資料館所蔵の「万博の靴」、リーガルアーカイブスからは国産革靴の貴重な資料を多数展示。SNSで話題になった小笠原兄弟作の戦後最高と名高い紳士手縫い靴も今回初めて東京を飛び出して展示に加わっています。

スピングル(ニチマン)コーナー.JPG

近隣の府中市を拠点とするスニーカーブランド「スピングルムーヴ」のコレクションも展示しています。『備後から世界へ』を掲げ、先日、パリ・コレクションデビューを果たした、日本を代表するシューズブランドのひとつです。

「スピングルムーヴ」の親会社・株式会社ニチマンはゴム製造の会社でありますが、このはきもの資料館の床にはニチマン社が建設時に手がけたゴム素材の床があります。ぜひ、館内に入ったら床にもご注目ください。

日航 客室乗務員 制靴.jpg

こちらは1970年(昭和45年)日本航空 客室乗務員の制靴。紺のミニスカートワンピースの制服を着る際、使用されていたものだそうです。

同社のユニフォームは時代をけん引する著名なクリエイターにデザイン監修を依頼していますが、当時は、森英恵さんが手がけ、話題になっていたそう。

そのニュースに着想を得て、テレビドラマ「アテンションプリーズ」(TBSテレビ系/女優・紀比呂子さん主演)が放映され、大ヒット。客室乗務員は女性の憧れの職業に。

乗客の安全を守り、快適な旅を提供する彼女たちの足もとを彩ったのはポップ且つエレガントなこの一足。当時の記憶が蘇るかたもいるのではないでしょうか。

1969年に宇宙船アポロ11号が月に着陸し、スペース・ルックが注目されたそう。そんな影響も見受けられます。いま見ても、ファッション性が高く、レトロフューチャー感覚が新鮮です。

ハイヒール展示コーナー.JPG

今回の展示のなかで、ひと際目をひく、ハイヒールをまとめたコーナー。婦人靴の花形がそろい、ファッション好きの女性たちのハートをつかんでいます。

あこがれのハイヒール。前から見ても後ろから見てもエレガントであり、セクシー、そしてエフォートレスでありタイムレス。華やぎのあるプレゼンテーションがとても素敵です。ヒールの存在感、優れたデザインが際立ちますね。

西洋靴150年 追加01.jpeg

株式会社センスィミリアの蝶々を散りばめたサンダルヒールは、渋谷スクランブルスクエアでの「靴ミュージアム」展でも女性来場者からとても人気がありました。

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「西洋靴150年展」は、開催直後から、テレビ・新聞をはじめ、多くのメディアで取り上げられています。その取材のひとつ「毎日新聞」の紙面で、皮革産業資料館(東京・浅草)稲川 實 副館長が「誰でも革靴が履けるようになった生産革命の歴史がよくわかる。築き上げてきた靴作りの技術を見てほしい」とコメントを寄せました。

カルチャーとしての靴、ファッションとしての靴、その歴史的に価値が高い資料であるメイドインジャパンの革靴の素晴らしさを改めて見直していただく機会にしていただけますように。

「西洋靴150年展」については、こちらも併せてご覧ください。

日 程:10月2日(金)~12月27日(日)10:00~16:00
開館日:金曜・土曜・日曜・祝日
入館料:個人 300円
  高校生以下無料。65歳以上の方無料
(ただし,福山市・府中市・神石高原町在住)
団体(20人以上)1名につき240円
住 所:広島県福山市松永町4-16-27
電 話:084-934-6644(直通)

展示資料をイラストにしたオリジナル缶バッジプレゼント第4弾として、クリスマス限定デザイン・疫病除け郷土玩具のオリジナル缶バッジをプレゼント。


同館では、疫病除けや健康長寿の願いを込めて作られた郷土玩具を多数展示。今回は「蘇民将来(そみんしょうらい)」と「鯛金(たいきん)」をモチーフにしたクリスマス限定デザインです。

12月12日(土)から先着100名分。準備数がなくなり次第終了となります。どうぞお早めに。

松永はきもの資料館では、公式のSNSアカウントを開設。さまざまなトピックを発信していますので、こちらも併せてチェックしてください。

WEB:https://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/soshiki/matsunaga-hakimono
facebook:https://www.facebook.com/AshiatoSquare/
Instagram:https://www.instagram.com/ashiatosquare/?hl=ja

(初出:TIME & EFFORT

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