レザーの季節、秋の締めくくりとなるようなイベントが続々と行われます。
また、新型コロナウイルス対策としてオンライン化したイベントの情報発信なども好評です。そんなトピックをまとめてみました。お役立ていただけますように。
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\ 東京国際フォーラム「JFWジャパン・クリエーション」 /
日本最大の繊維総合見本市「JFWジャパン・クリエーション」(東京・有楽町 東京国際フォーラム)が本日11月18日から開幕。
付加価値性が高い日本製マテリアル、製品が集結する同展では、「姫路プレミアムレザー」、「和歌山県製革事業協同組合」、「東京都(東京製革業産地振興協議会)」、「東京都(東京皮革製品展示会実行委員会)」が出展しています。
東京都および東京製革業産地振興協議会は、東京都の特産品である皮革素材ピッグスキン(豚革)をアピールするファッションショー「PIGGY'S SPECIAL」を11月19日に同展特設会場で開催。今回は東京都の若手人気ブランド3組「NAPE_」「MICHAIL GKINIS AOYAMA」「CHONO」とコラボした作品30点、および東京都内の専修学校・各種学校11校の学生作品70点の作品を披露。文化服装学院も参加します。
「東京都(東京製革業産地振興協議会/東京レザー・ピッグスキン)」のブースでは、東京を代表するタンナー、ファクトリーが出展。
ピッグスキン(豚革)は、国内で自給できる唯一の革素材。東京スカイツリーのおひざもと、墨田区エリアを中心に都内でつくられています。
「JFW JAPAN CREATION 2021」では、ピッグスキンファッションショー「PIGGY'S SPECIAL」とともに、最新のピッグスキン素材が展示(ブース J-01)されます。
出展社の情報をまとめた恒例のブックレットもブース内で設置・配布されていますので、ぜひ、チェックしてください。
ピッグスキンは、加工しやすく発色が美しいのが特長。腕利きファクトリーが磨き上げた技術力により、多彩なクリエイティブが可能に。また、放熱性に優れているので、スマートフォン関連アイテムの素材としても適していますよ。
このほか、レポートはまた改めて投稿いたします。どうぞ、お楽しみに。
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「JFW JAPAN CREATION 2021」https://www.japancreation.com/›
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\ 浅草文化観光センター「三澤則行 作品展 未来に跳ぶ靴」/
日本における靴産業創設150年を記念するイベント第二弾の開催が決定。「三澤則行 作品展 未来に跳ぶ靴」(11月23日~29日)皮切りにスタートします。
ビスポーク靴職人として世界に顧客をもち、近年は宮内庁御用達を務める三澤則行さん。三澤さんの作品展は2018年に続く二回め。前回はニューヨーク・東京・ロンドン、三都市をめぐる展示会の一環で、今回も来年にかけて海外展の予定もあるのだとか。
三澤さんの作品をはじめ、三澤さんのもとで研鑽を重ねる若手作家(岩崎和佳さん、岩渕元子さん、斎藤瑞貴さん、山口登さん、吉新俊輔さん)の作品も展示されます。
「今回は、8~10月に開催された<歴史紹介イベント>に続く、靴をテーマとしたアート、デザイン、文芸にスポットを当てた<文化イベント>です。
靴の持つ多様性、人と暮らしに感性面からも与えている影響の一端を紹介し、靴の文化性や精神性についてアピールします」と主催・プロデュースを手がけるクツミライ・パートナーズ 城 一生さん。
12月1日からは「マニアックツ・ギャラリー――靴のヴィジュアルペーパー展」が開催予定。
「靴を特集した雑誌、靴(職人・工場・店)がテーマの映画などをご紹介します。靴のカタログ、ポスター、チラシ、絵葉書、展示会DMなど、"紙にプリントされた靴"を多数ご用意していますのでご期待ください」(城さん)。ファッションブランドのプロモーションの歴史を彩ったデザインをプレイバック。新しい発見がありそうですね!
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三澤則行さん公式サイト https://www.noriyukimisawa.com/
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\ 二子玉川ライズ「ジャパンレザーアワード2020表彰式」 /
日本最大規模のレザープロダクトコンペティション「ジャパンレザーアワード」の表彰式が11月28日、東京・二子玉川 二子玉川ライズで行われます。
部門賞、特別賞は公式サイトで公開されていますが、いよいよ表彰式において、グランプリが発表されます。会場からはライブ配信もあるそうです。
このほか、11月28日・29日の二日間はコンテンツ盛りだくさん。くわしくは
11月20日に下記リンク先、同アワード公式サイトで発表されます。お楽しみに。
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「ジャパンレザーアワード」https://award.jlia.or.jp/2020/
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\ ものづくりの街、東京都台東区から情報発信続々! /
東京都台東区は、浅草、上野などの観光地がクローズアップされがちですが、
実は歴史あるものづくりの街。日本を代表するファッション雑貨の産地でもあります。
そんなエリアの恒例のビッグイベント「モノマチ」、「革とモノづくりの祭典 浅草エーラウンド」がこの秋「オンライン・ライブ配信」で開催され、大好評でした。コンテンツの一部はアーカイブ化され、継続して閲覧可能ですので、ぜひ、チェックしてください。
東京都台東区産業振興課の公式Instagramアカウントが始動しました。台東区の産業についての情報や、イベント情報を随時アップ。
恒例イベント「台東産業フェア」が今年は新型コロナウイルス対策として中止となったため、オンライン上での情報発信を強化。
出展予定だった企業・事業者の紹介をはじめ、全国皮革振興会など皮革産業関連団体も含み、「オンライン展示会」的要素も担っています。今後は皮革産業のトピックも紹介される予定です。
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台東区産業振興課の公式Instagramアカウント
https://www.instagram.com/taito.sangyo.navi/
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\ 「TIME & EFFORT」 靴産業150周年 特設ページ 更新 /
革靴産業が誕生してから、今年で150年め。革靴に関する歴史やカルチャー、イベントなどの情報を「TIME & EFFORT」靴産業150周年 特設ページで毎月ご紹介!
今回は「Event :松永はきもの資料館「西洋靴150年展」レポート」 、「ブックガイド ⑤テキスト・アラカルト」の2本本立てです。ぜひ、ご一読ください。
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【ブックガイド】「テキスト・アラカルト」
二足歩行を支える知恵の象徴、そして、文化を形成する原点ともいわれる、靴。その魅力をより良く、より深く知ることができる、書籍&ムックなどをセレクトしました。
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【イベント】「西洋靴150年展」レポート
日本唯一の本格的な靴履物関連博物館、松永はきもの資料館(あしあとスクエア/広島県福山市)で開催中の注目イベントをレポート。
昭和を彩った女性靴からパリ・コレクションで注目のスニーカーまで幅広く展示されています。「西日本の靴の聖地」へ、GoToトラベルキャンペーンを活用し、お出かけしてみてはいかがでしょうか?
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「TIME & EFFORT」
https://timeandeffort.jlia.or.jp/news/2020/11/16100000.html
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\ 「カラーミーショップ大賞2020」初のオンライン表彰式開催 /
全国のネットショップの中から最も優れたショップを表彰する、年に一度のイベント「カラーミーショップ大賞2020」の表彰式が行われました。
7回めとなる今年度は初のオンラインでの開催となり、革製品ブランドが栄冠を獲得。オリジナルの革財布を製作・販売する「小さいふ。クアトロガッツ」が大賞に選出されました。
10年以上前から小さめの財布の製造販売に取り組んできた同社。豊富な製品バリエーションはもちろん、旅などをテーマにしたオリジナルコンテンツにも注力。公式サイト、ECサイトの枠を超えた総合力、発信力が圧倒的!
来年も革製品関連企業、事業者がエントリーするでしょうか。楽しみですね。
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「カラーミーショップ大賞2020」https://award.shop-pro.jp/2020
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\ そごう横浜店「日本革市」11月25日~ /
全国各地で開催され人気を集めるイベント「日本革市」が首都圏に凱旋。神奈川・横浜 そごう横浜店 8F催会場で11月25日から30日まで行われます。
そごう横浜店では「日本革市」初開催。「革製品の作り込みの丁寧さや風合いの良さを実感いただければ幸いです。ご来場お待ちしております」(「日本革市」公式サイトより)と呼びかけています。
革づくりに情熱を注ぐタンナー×腕利きファクトリーの秀逸な革製品の展示販売をはじめ、国産天然皮革の魅力を紹介するコンテンツが盛りだくさん。日本の革三大産地のご紹介や、実際の商品に使用されている国内で鞣した皮革の展示も好評です。
期間中、会場にてアンケートに答えると、各日先着50名にメガネやスマートフォンの液晶画面拭きとして最適なセーム革を進呈。各日準備数がなくなり次第、終了となりますので、お早めに。
画像は、「日本革市」公式SNSアカウントより。同アカウントは、先日、ファン数が一万人を突破し、人気を集めています。
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「日本革市」https://www.kawa-ichi.jp/
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(初出:一般社団法人 日本皮革産業連合会ホームページ公式ブログ「欧米ブランドに負けていないぞ」)
元記事・アーカイブ記事はこちらからご覧ください。
http://www.jlia.or.jp/enjoy/blog/
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(最終更新:2020年11月19日)