バッグ&鞄業界では、本来、展示会シーズンの5月。新型コロナウイルス感染拡大により、バイヤーの移動などが難しくなり、中止・延期とし、開催自粛する企業がほとんどのよう。
そんななか、「経済と止めてはいけない」と内覧会として自社での小規模開催や完全アポイント制で得意先にだけ声かけするなど、感染リスク対策に取り組んだうえで、いまできることを粛々と行うようです。
鞄・バッグの専門誌「Bagazine(バガジン)」恒例企画「バッグ&鞄業界 5月展示会プレ情報」特集(5月1日発行)では秋冬新作発表へ向けたアピールピント、展示会テーマ、新企画など各社の状況をまとめています。
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(株)クイーポ
カラーバリエーションは、秋冬だからといって深い色ばかりにするのではなく、明るいカラーを打ち出すことで、不安定な日常のなかにも華やかさをプラスできるような商品を企画。
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(株)プリンセストラヤ
2020 Autumn & Winter collection のテーマは「考える ― 探求 ― 」。
(中略)
レジ袋の有料化が義務化されるなど、より身近なシーンでも取り組みが始まるなど、環境問題に対して「考える」意識の高まりから生まれるニーズに向けた提案。
このほか、くわしくは本誌を。
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また、上記リンクのウェブ版「Bagazine bit」では、「2020-21 A/W collection 5月個展 直前情報」として、各社の開催状況を掲載。グーグルマップと連動した「バッグ・鞄業界2020年5月展示会場マップ」も人気です。
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同誌編集長 北林芳武さんは
「今回のコロナショックでは、経済活動の停滞が続き、計り知れない商機が失われた。
しかしながら、こんな状況だからこそ新たなニーズも生まれている。緊急事態に頼るべきは、既存のルールや前例踏襲ではない。
私たちは経験したことのないこの状況を乗り越えるため、まずは自らの存在意義をしっかりと認識し、柔軟な思考とフットワークの軽さで、それぞれの企業価値とこれからのニーズとの接点をつかむことに力を入れたい」と熱くメッセージ。
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時代の大きな潮目の変化に向き合う、バッグ&鞄業界。
困難な状況ですが、なにが正解がわからない こんな時代だからこそ、斬新なアイディアや提案も受け入れられやすい希望があります。若い世代のクリエイター、企画スタッフのかたがたの活躍の場が生まれますように!