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鈴木清之

オンラインライター

Kiyoyuki Suzuki 鈴木清之

文化服装学院ファッション情報科卒業。文化出版局で編集スタッフとして活動後、PR業務を経て、日本国内のバッグブランド、皮革産業を中心にブログ執筆、ソーシャルメディアのコンテンツ運用を担当。イースト東京エリア・徒蔵(カチクラ/御徒町~蔵前~浅草橋 台東区南部)で行われる、ものづくりイベント「モノマチ」ソフトブレーン、デコクロ(デコレーション ユニクロ)部 発起人、書籍「東京おつかいもの手帖」や「フィガロジャポン」“おもたせ”企画への参加など、“おつかいもの愛好家”としても活動。

靴づくり産地から新ブランドが続々! 革づくり・ものづくり産地ローカルブランディング最新動向2020年2月【まとめ】

皮革業界では、大阪、奈良、東京・・・と産地の取り組みが話題になっています。今回は靴産地の地域ブランド、新しいプロジェクトの最新トピックをまとめました。参考にしていただけますように。

大阪からレディスシューズを発信! 地域ブランド「コサエマ」
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大阪靴メーカー協同組合に属するレディスシューズメーカー10社が共同で立ち上げた地域ブランド「COSAEMA (コサエマ) 」がデビュー! 大阪ことば「こさえまっ!」からネーミング。「"良い靴"のことを大阪では"ええ靴"といい、"つくる"のことを"こさえる"といいます。"ええ靴こさえまっ!(良い靴をおつくりいたします)"の精神で、大阪靴メーカー協同組合の加盟企業は日々がんばってまいりました」(「COSAEMA」公式サイトより)。

大阪靴メーカー協同組合は、靴づくりの受け継ぐ技術とノウハウを有し、実際に自分たちで靴をつくっている集団。
メーカーとユーザーがダイレクトにつながることができる時代、地域ブランドがその架け橋となるように・・・と、つくり手たちの心意気を反映した、熱くストレートなメッセージ「こさえまっ!」に想いを込めて。長い歴史を有する革靴の生産地、大阪のメーカーの技術、多種多様な靴づくりを生かしたコレクションを発表しました。
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「大阪三世代シューズ」をコンセプトに、年齢を問わず履くことができる快適なシューズがラインナップ。2月13日~19日、大丸心斎橋店 本館5Fで行うイベントでお披露目。サスティナビリティを意識したものづくり「日本エコレザー認定シューズ」展示やメーカー若手によるトークイベントなど盛りだくさんでした。(画像:「COSAEMA」公式サイトより)
東都製靴工業協同組合「東京の靴」第4弾 お披露目
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東都製靴工業協同組合の注目企画「東京の靴」プロジェクトの第4弾が「モノ・マガジン」最新号で紹介されました。
明治の実業家として活躍した、旧佐倉藩士 西村勝三さんが東京・築地入舟町に我が国初めての靴工場 伊勢勝造靴場を開設した明治3(1870)年3月15日から150年の節目。いまでは、100社近い靴メーカーが東京・浅草に存在し、高品質な革靴をつくっています。そんな、歴史を踏襲し、進化し続ける「東京の靴」が誌面で紹介されました。
今回は、「ヴァーブクリエーション」、「エイゾー」、「サンダー商事」、「シバ製靴」、「スピングルカンパニー」、「デザインテーブルコム」、「HALO」、「宮城興業」「東京都立職業能力開発センター台東分校」「ライオン靴クリーム」・・・と、靴のメッカ、東京・浅草を中心としたメーカー、スクールが登場しています。

Tokyo-shoemakers.jp」http://www.tokyo-shoemakers.jp/
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なかでも注目したいのは「エイゾー」の新ブランド「ベルソー・プリュス」。産休明けのスタッフの企画により、デリケートな妊娠中の女性のための靴を発表しました。

働く妊婦さんにも対応できるデザイン力が秀逸。大きいおなかで足もとの状況がわかりにくくても、脱ぎ履きしやすい仕様に。出産前と出産後で、中敷きを替えることで重心の変化にもしっかりサポートするなど、実体験をもとに女性の視点でつくられた履き心地のよい靴がラインナップ。ギフトにもぴったりですね。(画像:「Tokyo-shoemakers.jp」より)

東京都立職業能力開発センター台東分校のページでは、卒業試験に向けた教室のようすも。なお卒業制作展は、3月23日に行われるそう。このほか、各社の幅広いものづくりを丁寧に取材していて読み応え満点です。
 
同じく、東京・浅草を拠点とする人気ブランド「wisteriafujiwara(ウィステリア フジワラ)」のオーダー会(2月19日~3月3日)銀座三越で行われます。美しく履きやすいパンプスをカスタムできますよ。こちらもどうぞお見逃しなく。
「wisteriafujiwara」https://wisteriafujiwara.jp/

奈良の靴工場7社による新ブランド「KOTOKA」、3月にデビュー!
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歴史的な建造物が多い観光地、というイメージが強い奈良県。実は、靴づくりが盛んなことでも知られています。
奈良県の製靴業は、1960年以降機械化が進み急速に発展。1965年11月、奈良県靴産業の中小企業者が団結し業界の発展と繁栄を図るべく、奈良県靴産業連合会を発足。1991年1月には 奈良靴産業協同組合 を設立。歴史あるその流れを受け継ぎながら、新たな取り組みを着々と準備中。
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この春、奈良の靴製造会社7社の協業による新ブランド「KOTOKA(コトカ)」のデビューが決定。
ブランド名は、古都(コト)、奈良の靴(カ)からネーミング。「繊研新聞」(2月13日1面)で大きく取り上げられるなど、注目度も抜群です。
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SNSアカウント「奈良発靴」からさまざまな情報を発信。メーカーの職人がモデルとなり、着画をアップするなど、上質な紳士靴を手がける靴の街から、つくり手たちの想いを届けています。
その情報発信が奏功し、テレビ番組の取材が続々。じわじわと認知を拡げてきました。3月には東京・丸の内「KITTE」でデビューイベントの開催が決定。
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第一弾のコレクションでは、アッパーの素材として上質な国産天然皮革を採用。
新喜皮革(兵庫県姫路市)の最高級馬革のコードバン、栃木レザー(栃木県栃木市)のタンニン鞣し革、マルヒラ(兵庫県たつの市)のタンブルレザーなどが使われているそう。産地と産地をつなぐ、ローカルな靴づくりに期待が寄せられます。(画像:「奈良発靴」より)
「奈良発靴」http://narakutu.or.jp/nsf/
このエントリは、一般社団法人 日本皮革産業連合会ホームページ公式ブログ「欧米ブランドに負けていないぞ」とのシェアコンテンツです。
元記事・アーカイブ記事はこちらからご覧ください。
http://www.jlia.or.jp/enjoy/blog/
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