先日もご紹介しましたが、日本最大級の皮革及び皮革関連資材トレードショー「東京レザーフェア」(12月4日~5日/東京・浅草 都立産業貿易センター 台東館)のレポートに収めきれなかったトピックを番外編としてまとめました。
プレミアム性の高いレザーの新潮流を、爬虫類等革を中心に探ります。まずは<堀内貿易>のブースをピックアップ。
世界で主に商業利用されている4種のクロコダイルを常時取扱う堀内貿易は、世界全体の約10%のシェアを占めるリーディングカンパニーです。国内外の優秀な協力鞣製工場との連携により、唯一無二のクオリティ、クリエイティビティを追求しています。
ブースでは新たな試み、「クロコダイルに詩(poem/ポエム)を添えて」コーナーがひと際存在感を放ちました。
「私たちはクロコダイルレザーに無限の可能性があると信じています。常識にとらわれず、豊富なカラー展開を通じて多くのかたの心に響く ものづくりを目指しています。まずは多彩な"レッドの世界"をお楽しみください」(竹原美鶴子 代表取締役専務)
絶妙に重なり合うレッドを集積。この美しいグラデーションは圧巻!
「夏の終わりのサンセット」「夕日に染まるエアーズロック」「初デートで飲んだカシスオレンジ」・・・秀逸なネーミングとともにこれまでになかったストーリーを構築することで、付加価値を提示しています。
レッドは、2020年を代表するカラーのひとつ。一般社団法人日本流行色協会(JAFCA)が先ごろ発表した、2020年の色は「ヒューマンレッド」。
鮮やかなレッドが2020年のムードを象徴するさまざまなキーワードを包含。自国開催のオリンピックに関連し、国旗に使用された一色でもありますね。AIやIOTの最新技術が進化し続ける時代のアンチテーゼとして、人間らしさに注目。「人ならではの豊かな感情」や「身体の躍動感」を象徴する色として選定されました。
このほか、浮世絵をモチーフにした作品、テディベアなど、多様なアプローチで「クロコダイルレザーの可能性」、その無限大の魅力を発信。ラグジュアリーなクロコダイルレザーに創造的な新しい世界観を提案しています。
ファッション関係者だけでなく、異業種のビジネスパーソン、富裕層向けの新規プロジェクト担当者なども数多く立ち寄り、活発な商談が行われました。(画像、テキスト:「Exotic leather News CLIP by JLIA」SNSアカウントより)
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<堀内貿易>公式サイト http://www.horimicals.com/
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「Exotic leather News CLIP by JLIA」