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鈴木清之

オンラインライター

Kiyoyuki Suzuki 鈴木清之

文化服装学院ファッション情報科卒業。文化出版局で編集スタッフとして活動後、PR業務を経て、日本国内のバッグブランド、皮革産業を中心にブログ執筆、ソーシャルメディアのコンテンツ運用を担当。イースト東京エリア・徒蔵(カチクラ/御徒町~蔵前~浅草橋 台東区南部)で行われる、ものづくりイベント「モノマチ」ソフトブレーン、デコクロ(デコレーション ユニクロ)部 発起人、書籍「東京おつかいもの手帖」や「フィガロジャポン」“おもたせ”企画への参加など、“おつかいもの愛好家”としても活動。

七夕財布・お盆財布・七色財布・・・色・柄・レザーで選ぶ 夏財布2019【まとめ】

7月に入り、2019年も折り返し。残りの6ヶ月を楽しく過ごすためのアイディアのひとつとして、お財布のチェンジはいかがですか?
「春財布」「秋の実り財布」に続き、「七夕財布」、「お盆財布」がじわじわと浸透。風水の第一人者として知られる、Dr.コパさんが提唱しています。「ご先祖様に守られる」「ご先祖様が使いきれていない金運を引き寄せる」といった意味合いがあるそう。
七夕、お盆は地域によって異なり、7月、8月に行われるので、まだまだじっくり探せますね。
7月1日から大手コンビニチェーン2社でスマートフォン決済サービスが始動するなどキャッシュレスが進行中。
コンパクト財布だけでなく長財布も人気継続。スマートフォンを収納して(機種のサイズによりますが)クラッチバッグ感覚で使うかたも増えているようです。
財布に求めるニーズが変化し機能性や価値観が多様化している いまだからこそ、色、柄、レザーを切り口として、ハッピーなニュアンス、エモーショナルなファクターなどで「夏財布」をまとめてみました(財布機能、コイン収納機能があるものも含みます)。参考にしていただけますように。

厄除けの定番・七色財布

日本ハンドバッグ工業連合会が主催する合同展示会「k・n・o・t collection」が4月16日から2日間行われました。
東京・浅草橋<浅草橋ヒューリックホール>で大阪ハンドバッグ協同組合 参加企業を中心に20社以上の自信作が出展。そのうちの一社、北村パースで「七色財布は厄難から逃れられ、福が入り、厄除けに使われています」とお聞きしました。
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西日本では縁起ものの定番となっており、シニア世代を中心に底堅い支持が寄せられています。

大阪ハンドバッグ協同組合 https://osaka-handbag.or.jp/
北村パース http://www.k-purse.com/

一方、若手クリエイターも七色財布をリリース。高級ラインを扱う財布革小物の老舗メーカーやバッグメーカーで10年以上職人として経験を積んだ奥西了和さんが始動した<riowa(リオワ)>。
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伊勢丹新宿店、阪急うめだ本店などをはじめ、各地でイベントのオファーが絶えません。
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メンズ仕立ての上質感、エレガントさとポップなカラーリングのバランスが絶妙です。

ラッキーレザー、ピッグスキン&エキゾチックレザー

今年の干支は猪。人気占い師・ゲッターズ飯田さんによると猪が家畜化された豚も2019年のラッキーアニマル。
豚革といえば、東京。国内では90%以上の生産量を占め、唯一自給できる素材ともいわれています。メイドインジャパン、メイドイントーキョーを代表するレザーです。
先ごろ、財布をつくり方を紹介する書籍「一流の革職人に学ぶ 極上の革財布」(スタジオタッククリエイティブ) を監修し業界内外から信頼が寄せられる、財布職人 松澤邦幸さん。
自ら手がけるオリジナルブランド<kawacoya>で究極のピッグスキン財布、革小物をリリース。
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「製作側の意見をタンナーに直接伝え、革本来の魅力を追求。ハイクオリティな豚革が完成しました。これまでになかった仕上がりになったと自負しています。
その豚革で財布、小物をご用意しました。原皮から製作まですべて日本国内生産。東京・谷中 松野屋だけの限定販売です」(松澤さん)
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こちらのキーホルダーはコインケースつき。500円玉が一枚収納できます。
災害時キャッシュレス決済ができないときなどに安心ですね。

  
風水で、縁起といいとされる上質素材のなかでもクロコダイル、アリゲーター、オーストリッチ。その美しさ、存在感が持つ人、使う人を豊かな気持ちへと導きます。
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そんな爬虫類等皮革製品の魅力を発信する新アカウント「Exotic leather News CLIP by JLIA」では、占い企画「エキゾチックレザー 開運タロット占い/2019年夏」(5月20日~27日更新分で投稿)も人気。リーディングはイースト東京のイベントなどで活動している前島昭美さん。タロットが当たると評判です。
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血液型占いとともにおすすめの財布を提案しています。また、ウロコ模様は厄除けにもよいとされていますのでパイソン、クロコの見えないパワーに期待したいですね。
なお、7月中に次回「エキゾチックレザー 開運タロット占い/2019年夏」が公開されます。どうぞお楽しみに。
  
Exotic leather News CLIP by JLIA https://www.facebook.com/e.l.newsclip.byjlia/

サマーバレンタイン気分を盛り上げるメタリック

伝統的な行事、七夕はロマンティックな伝説が由来となっており、サマーバレンタインともいわれます。
一年に一度、天の川を渡り、織姫と彦星が出会う・・・そんなストーリーに浸れるような星モチーフは花火大会などのイベントが多い夏にぴったり。
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人気ブランド<Coquette(コケット)>の定番<Etoile(エトワール)>シリーズの新色ダークシルバーがブレーク中。
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星モチーフの型押し×箔加工を施したオリジナルレザーは夕暮れの東京の空のような絶妙な色合い。ポップなテイストだけでなく上品な印象も漂います。
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たいせつなパートナーとペアでお使いになってみては。
<Coquette> http://www.coquette.jp/

ティールームスのロングセラー チョコレートモチーフのシリーズ。
レザーの色合い風合いを生かしつつ、包装紙の部分はメタリックな箔加工でスイーツ気分も楽しい。素材とのマッチングが難しく、腕利きの職人と試行錯誤を重ね仕上げたのだとか。
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箔部分は徐々に剥落し アンティークな味わいになるのもいいですね。
妥協のないものづくりで丁寧に仕上げているからこそ、遊び心のあるデザインが引き立ち、大人の女性たちを魅了。
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コレクションしている熱烈なファンも多いそう。チョコレートモチーフだけに、サマーバレンタインにベストマッチ!
<ティール―ムス>http://trooms.jp/


ラッキーモチーフ&アミュレット


インキュベーション施設<台東デザイナーズビレッジ>卒業生ブランド<SAKURAYAMA>。
デザイナーの手仕事から生まれるオリジナルデザインの柄やコラージュを用いてお針子の夢みる世界を表現。「乙女心をギュンとときめかせる唯一無二な想像世界」が素敵です。
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新作のお財布やバッグもリリース。毛糸だまにじゃれる猫をモチーフにした口金のがまぐちは幅広い世代の女性に好評です。
猫ブームが続き、人気のペットのトップとなりました。住宅事情から飼えないかたも少なくないので、身のまわり品として猫モチーフは根強いニーズが。招き猫など、ラッキーモチーフとしてもお馴染み。癒し効果も抜群です。

<SAKURAYAMA>http://sakura-yama.com/

インキュベーション施設<浅草ものづくり工房>入居社<クスグルデザイン>の新ブランド<ニニット>が話題です。

「レザーに型押ししたのはアイルランドのアラン諸島が発祥の、アラン模様と呼ばれるニット柄。荒波の中、漁に出ていく家族のために、祈りを込めて編まれたというニット柄には、富や成功、繁栄といった意味があるんです。このポーチを持つ方にも、幸運が訪れるようにと、アラン模様をモチーフにしました」(クスグルデザイン 鈴木さん、山崎さん/スタイルストア インタビューより)
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本物のニットのように陰影がくっきりと出て、立体的な柄が素晴らしい。
薄く漉いた薄い革に型押しをするのは、とても難しく、なかなか実現できなかったそうですが、ようやく巡り合った職人との出会いにより、ついに納得のいく仕上がりになったのだとか。
このポーチは、スタイルストア(ECサイト)で記録的なヒットに。アイテムとしてはポーチですが、コインケースや財布兼パスケースとして使うかたが多いようです。
仕切りなどがない分、自由度が高く、その人らしい使い方で活用できます。アミュレット(お守り)感覚もうれしいですね。

アートのようなアブストラクト柄でチアアップ

注目ブランド<エヌナンバー>の定番シリーズ<Her truth>。
脱色し、まばらに染め、箔加工、型押し・・・と手作業を重ねてつくられたオリジナルレザーを使用。箔の部分にのみ、リザード調の型押しを加え、複雑で奥深い味わいに。アートのような存在感が際立ちます。
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カモフラージュ柄のようでいて形容しがたいアブストラクト(抽象的)なニュアンスがいいですね。
「1ミリ踏み出せる自分でありたいと願う、女性たちの背中を押せる、ように想いを込めてつくりました」と三上直美さん。
慌ただしい毎日のふとした瞬間に元気やパワーをチャージできそうです。
 
  
<エヌナンバー>https://www.nnumber01.com/
藤和商会のオリジナルブランド<am(アム)>は「私の生き方を映すもの」をテーマに展開しています。定番シリーズ<SO(ソー)>は「創造のコレクション」です。
「希少性・デザイン性・素材技術力で現代を生き抜く女性達の心を満たす壮美(装備)となることを目指しています」と代表取締役 細江典子さん。
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エキゾチックレザー調の型押しに加え、職人のハンドペイントをランダムに。
エイジングも魅力。特にホワイトは、グレーっぽい翳りを纏い、柄の立体感、ペイント部分の艶とのハーモニーが新たな表情に。汚れを気にせず、愛着したいアイテムですね。
藤和商会 https://www.towa-bag.com/
  
国内のつくり手たちの切磋琢磨により、ジャパンレザーの技術開発は日々アップデート。いいものを知る大人世代のかたにも評価が高まっています。
一方、高齢者のかたの交通事故が急増し、免許返納が話題。返納した高齢者を対象に「卒業証書」を手渡す「卒業式」の実施(東京・大田区 田園調布警察署)もニュースになりました。
そんな「卒免」をポジティブにとらえ、「卒免祝い」として、日常生活で使える財布を贈っても素敵。
「無事に過ごしてほしい」・・・そんな願いを込めて。お盆の帰省のおみやげや敬老の日ギフトとしてもおすすめです。
このエントリは、一般社団法人 日本皮革産業連合会ホームページ公式ブログ「欧米ブランドに負けていないぞ」とのシェアコンテンツです。

元記事・アーカイブ記事はこちらからご覧ください。
http://www.jlia.or.jp/enjoy/blog/
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