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鈴木清之

オンラインライター

Kiyoyuki Suzuki 鈴木清之

文化服装学院ファッション情報科卒業。文化出版局で編集スタッフとして活動後、PR業務を経て、日本国内のバッグブランド、皮革産業を中心にブログ執筆、ソーシャルメディアのコンテンツ運用を担当。イースト東京エリア・徒蔵(カチクラ/御徒町~蔵前~浅草橋 台東区南部)で行われる、ものづくりイベント「モノマチ」ソフトブレーン、デコクロ(デコレーション ユニクロ)部 発起人、書籍「東京おつかいもの手帖」や「フィガロジャポン」“おもたせ”企画への参加など、“おつかいもの愛好家”としても活動。

バッグ・鞄業界2019年5月展示会レポート

バッグ・鞄業界 の展示会が今週スタート。早速、お邪魔しました。ごくごく一部ですが、ご紹介いたします。
東京・浅草橋「7's COLLECTION」~5月16日
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そのなかから<アトリエフォルマーレ バッグクラフトマスタースクール>卒業生ブランドをピックアップ。
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女性デザイナー たかつよしえさんが手がける<VIA>の定番シリーズはカーピンチョのレザーを使用。
カーピンチョはカピバラ、鬼天竺鼠ともいわれます。カピバラというと、癒し系の小動物、という印象ですが、意外と個体が大きく南米では食用にされているため、食肉の副産物として鞣されたレザーが出回っています。
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同シリーズのものづくりではキズだけでなく、穴も多く苦労したのだとか。そんなダメージを個性に変換。穴を生かし、プリント柄の裏地が見えるデザインにするなど、一点もの感覚も好評です。2020年の干支は、ねずみ。干支のレザーとしても楽しめますね。
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プロダクト的なニュアンスが漂う<KUGIRI>はバッグを中心にステーショナリーも展開。丸善丸の内店やTSUTAYAブックストア岡山駅前店などからイベント、ポップアップショップのオファーも続々と。
ショップ業態の際が曖昧になるなか、バッグとステーショナリーの中間領域が拡充傾向のようです。スマホファースト、キャッシュレス時代に対応した新しい革製品に注目が。ハンドマーケットプレイス、SNSを通してファンを増やすクリエイター、職人たちの活躍が期待されます。

東京・浅草橋「藤和商会」~5月16日
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元号改元のタイミングで、経営陣の世代交代を推進する<藤和商会>。オリジナルブランドの完成度の高さに定評がありますが、さらなるグレードアップを目指し、コレクションラインや国内生産を強化。
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オリジナルブランド<am>の新作では、東京レザー ピッグスキンを使用したそう。豚革生産の国内シェア90%といわれる東京都墨田区の有力ファクトリー 墨田革漉とタッグ。
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墨田革漉は「東京レザーフェア」でクリエイターとのコラボレーションプロジェクトに複数回選出されるなど、加工技術とデザイン性の秀逸さでお馴染みです。ヨーロッパの古い建築の壁紙を想起させるクラシカルな柄が目をひきます。
人気継続のきんちゃく型にタッセルもプラス。2019年秋冬のトレンドのひとつ、「エレガンス回帰」の流れにもぴったりですね。
東京・丸の内「豊岡鞄展示会」~5月15日
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日本有数の鞄産地、兵庫・豊岡の地域ブランド<豊岡鞄>の2019年秋冬シーズン展示会は、新機軸を打ち出しました。東京・浅草橋から東京・丸の内 KITTE B1F 東京シティアイパフォーマンスゾーンに会場を変更。
バイヤー、ジャーナリスト、関係者だけでなく、一般ユーザーの入場も可能に。オープンなスタイルにリニューアル。
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SNS映えする顔ハメツールもいいですね。夜20:00までの開場が、忙しいビジネスパーソンによろこばれているよう。
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各社の自信作がズラリと並び、歴史、伝統が息づく ものづくりを広く公開。
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レトロなデザインの再評価とともにロングセラーのバッグが新鮮に感じられます。
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<豊岡鞄>に加え、<豊岡財布>も仲間入り。
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アップデートされた定番アイテムをはじめ、昨年からブレーク中のフラグメントケースもそろいます。
キーホルダーとしての機能もプラス。ストラップもセットされ、ネックウォレットとして使用可能。若い世代からの支持も広がっています。
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KITTE 1Fには<豊岡鞄>フラッグシップショップが。先日、Yahoo!トピックスにも取り上げられ話題になっています。現在、周辺エリア 東京駅 丸の内地下南口ではポップアップストアも開催中です。会期は同じく本日5月15日まで。

また、東京・銀座 銀座三越ではレザーイベント「JAPAN LEATHER PRIDE GINZA」が本日スタート。
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日本の革に魅せられたレザークリエーターたちが、インフルエンサーとともに"革の新たな魅力"、"革のさらなる可能性"に挑む同イベントが5月15日~5月20日 銀座三越 7F 催物会場で行われます。
10人のインフルエンサーと10人のレザークリエーターがコラボレーション。スペシャルな新作も登場予定です。
最新トピックはSNSアカウントでチェックしてみてください。

バッグを中心に幅広い情報を発信するウェブマガジン「B.A.G.Number」川崎編集長のレポートも必見です!
(追記:5月16日)

国内各地からバッグ専門店バイヤーが集結するタイミングでもあり、夜20:00までの営業はナイトタイムのミニ合同展示会的な要素も内包しています。
業界関係者とユーザーの垣根がないポップアップ型のスタイルは、すでにさまざまな合同展示会で導入されていますが、バッグ業界展示会週にアクセス便利な都心で開催、というのは、初の試みであり、インパクトがありました。
キャッシュレス時代のバッグと財布の存在意義、展示会のニーズが変化するなか、ユーザーを巻き込み、時代に合わせた変革がじわじわと進んでいるよう。11月展も楽しみですね。
このエントリは、一般社団法人 日本皮革産業連合会ホームページ公式ブログ「欧米ブランドに負けていないぞ」とのシェアコンテンツです。
元記事・アーカイブ記事はこちらからご覧ください。
http://www.jlia.or.jp/enjoy/blog/
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