「東京レザーフェア」は、新たなマテリアルの提案及びトレンド情報の発信をするトレードショーとしてクリエイターに刺激を与え、創作意欲の向上、皮革の需要の拡大及び業界の発展につながることを目的に開催。
2019年-20年秋冬コレクションをひと足早く提案しました。まずは「トレンドラボラトリー」をレポートします。

シンプルに美しい色であることが、インスピレーションを刺激し新しい感動をつくり出します。濃密+カラフル+グラデーション、そして響きあうハーモニー。これまでになかった色彩世界が素材を進化させ商品をアップデート! 4つのカラーパレットで提示しています。
「冬のリッチなカラフル感」
情感のあるデジタルデトックスなカラー
パレット:2
「ドラマチックなブルーノート」
偏光するブルーの階調
パレット:3
「鮮やかに透明なレッドノート」
華やかな革色の期待に応える色相
「基軸となる文脈」
カラフルな色調の奥行きをつくり出すニュートラル
テーマ:1
「リッチなポップ感」
「秋冬らしさにとらわれない軽やかさとカラフル感。自然を抽象化したデジタルデトックスなカラー展開がポイントです。ナチュラルな革感を生かすリッチなポップ感覚で、コンテンポラリーなベーシックを標榜。自由でスポーティーなファッションを示唆する展開となっています」(ジャルフィック 池田さん、岡村さん)。
イエローも継続。「プルミエールビジョン」(2019年春夏)でも提示されたピスタチオはここでも。クールかつ知的なニュアンスをプラスして。また、コニャックブラウンなど黄味の強いブラウン ~ ベージュも浮上。
テーマ:2
「クールにドラマチック」
流通業界では社員の服装自由化とともにスニーカー通勤も広がっているそう。コンビニエンスストア大手、ローソンでは通勤時のスニーカーをブラック、ブラウンに加えネイビーと規定。バッグ、ベルトなどのコーディネートの選択肢として、ネイビーの存在感が大きくなりますね。他の業界への波及を想定すると、クールビズ、オフィスカジュアル向けとしてブルー系の革製品に可能性が。
テーマ:3
「投影された情熱」
「鮮やかさの典型であるレッド群のミックス。革感を引き出すバーガンディーから赤への展開。色調と抑制されたマットな質感の対比は洗練されたモダニズムを感じさせます。シンプルなサーフェイスにシャイニーな輝きを添えて、鮮やかさとシックな印象に」(ジャルフィック 池田さん、岡村さん)。
レッドのパレットに添えられたオレンジも見逃せません。「プルミエールビジョン」(2019年ー20年秋冬)では、深いオレンジをピックアップ。
「東京レザーフェア」http://tlf.jp/
元記事を読む http://www.jlia.or.jp/enjoy/blog/